Arxcs Magazine Vol.147「大学は価値のある時間。愚直にやり続ける」

高校時代について

－大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

単純にプロになりたいと思っていました。

なので大学に入ってから部活でサッカーを続けることに対してはあまり迷うことはありませんでした。

－東海大学を選んだ経緯を教えてください。

元々は関東1部に所属する大学に進学を考えていたのですが、高校生の頃から東海大学のサッカー部の監督に熱心に声をかけてもらっていて、自分のことを必要としてくれている場所でサッカーをやることが一番いいのかなと感じて、東海大学に進学をきめました。

大学サッカーについて

－入学してからのギャップはありましたか？

今までやってきたサッカーと180度違うサッカーのスタイルに慣れることが一番大変でした。

小中高では下から繋いで作っていくサッカーをやっていたのですが、東海大学のサッカーはロングボールを多用するサッカーなのでスタイルの変化に慣れるまで時間がかかったと思っています。

－そのギャップを埋めるための変化を教えてください。

最初はなんでこんなサッカーをしなくちゃいけないんだよって思っていた部分がありました。

ですが、プロになるためにはどんなスタイルにも適応してその中で自分の強みをしっかり出していくことが必要だなと感じたので、そういった部分で精神的な成長は見られたかなと思います。

－入部して成長を感じたことを教えてください。

サッカーであれば、自分の武器をどのように磨くかを考えることができるようになったと感じています。

今までと全然違うスタイルのなかで、どうやって自分の武器を出していくのかを常に考えてプレーすることができるようになったのは非常に大きいと思っています。

－その変化に気づいたのはいつですか？

一番感じたのは去年ですね。

今まではトップチームでプレーすることはできていたんですけど、スタメンの定着が難しい状況が続いていました。

しかし自分の意識の変化によって徐々に試合に出られるようになり、関東リーグで得点王になったり、実績を出すことができました。

－結果が出るまでの期間はどんなことを意識していましたか？

一番意識したことは、プロから逆算してプロセスを立てることですね。

プロサッカー選手になるために、まず一年生のときはプロでも戦える体づくりをするために筋トレなどをめちゃくちゃやって、2年生に入ってからは自分のウィークポイントを補うためのトレーニングをしました。

主に僕は前線の選手なので、短い距離のスプリントトレーニングやシュートの練習をしていて、そう言った地道な積み重ねが自分の今の結果につながっていると感じます。

ー副キャプテンをやることになった経緯を教えてください。

1年生の頃から試合に出させてもらっていて、その時から学年の副代表をやらせてもらっていたので、学年が上がって副キャプテンを決める時にチームのみんなから推薦してもらって決まりました。

－副キャプテンになって難しかったことはありますか？

自分のことに集中すればいいわけではないので、チームがうまく行っていない時や雰囲気があまり良くない時に自分だけでなくチーム全体のことを意識して考えるのは大変だと感じています。

ー大学サッカーの良さや魅力を教えてください。

高校の時と違って与えられることをやるのではなく、いかに自分で考えて行動できるかが重要になるので、人によって大きく差のつく環境だなと感じます。

プロを本気で目指している選手とか活躍したいと思っている選手は、私生活の部分から本気で取り組んでいるし、自由に使える時間が多いので、そういう時間をサッカーのことに使っている選手も多いので、自己管理能力が身につく環境だなと思います。

これからについて

－今後のキャリアについて教えてください。

日本を代表する選手になることが一番の目標です。

僕は自分のプレーで誰かに勇気を与えたり元気を届けられるような選手になりたいと思っているので、周りに感謝をしながらサッカーに取り組んでいきたいなと思っています。

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

大学4年間は体育会学生にとって、アスリートになるにしろならないにしろ、非常に価値のある時間になるので愚直にやり続けることをやめないで欲しいなと思っています。

部活に全力になれるいまの環境は決して当たり前じゃないので、その時間を大切に全力で毎日頑張って欲しいと思います。

ー本日はありがとうございました。
（この記事は2023年7月28日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。）