Arxcs Magazine Vol.112 「人としての成長。目標へ突き進む」

【名前】河本 龍真
【経歴】四街道市立旭中学校→検見川高等学校→成蹊大学体育会蹴球部

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。


高校3年生のときに新型コロナウイルスの影響で、総体やリーグ戦がなくなり、選手権しか公式戦はありませんでした。

その時に、それでサッカー人生を終えるのはどうなんだろうと思いました。

そして、大学でもサッカーを続けることにしました。

しかし、僕の高校は「県立の中では強い」と言われる、千葉県の中でベスト16くらいのレベルのチームでした。

なので、レベル的にはなかなか大学からスカウトされたり声をかけられたりすることは難しかったので、一般受験でもサッカー部に入れる大学を探していました。

第一志望は立教大学でしたが、行くことはできなかったため、次の候補であった成蹊大学に行くことにしました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

高校時代は1学年50人くらいの大所帯だったので選手の中でもサッカーに対するモチベーションに差があり、僕は高いモチベーションで取り組んでいるつもりではいましたが、チーム全体が下に合わせてしまうところがありました。

しかし、大学に入ってからは部員数も全体で100人くらいだし、みんなが上昇志向でチームをどうやってレベルアップさせていくかを常に考えています。

なので、高みを目指して1人1人が切磋琢磨できるチームなんだと感じ、そこが違いだと思いました。

ー入部して成長を感じたことはありますか?

入学時は、カテゴリーがA・B・Cの3つある中のCチームでした。

しかし、それがとても悔しかったので自分よりも力のある選手が上のカテゴリーにいる中で、どうやったらAチームで試合に出れるかを考えながら練習していました。

その結果、2年生の終わりにAチームに上がることができたのがカテゴリーで見ると成長したところだと思います。

あとは、僕は左利きでセットプレーであるコーナーキックやフリーキックのシーンで重宝されると思います。

大学に入り、走りやフィジカルのところは平均的だったため、左足の特にセットプレーでのキックを武器にしようと思い、たくさん練習して、今では高い確率で思った通りのキックが出来るようになりました。

また、武器を作らないとAチームで試合に出ることはできないと思いました。

ー役職について。

役割は2つあり、1つ目は人事担当で審判講習会で部員に資格取得や更新をさせるという役割です。

2つ目は、スポンサー班の一員として企業にメールをしたり、実際に出向いてプレゼンをしたりしています。

しかし、他の大学に比べて知名度が低いのでなかなかスポンサーについてもらえないという難しさがあります。

その一方で、自分たちでどこに価値があるのかを考えて、4社にスポンサーになってもらうことが出来ているという強みもあります。

成蹊大学は東京の武蔵野市にあり、チームの理念としては「尊敬され、愛される集団」を掲げています。

なので、まずは武蔵野市に愛され、応援してもらえるチームを目指しています。

そのために、自分たちの取り組みや武蔵野市を盛り上げていきたいという思いや自分たちの価値を企業に伝え、一緒に頑張っていただける企業にスポンサーになってもらうことが出来ました。

そして、現在はスポンサーの方々と頑張れる環境を作れているのが大きな強みです。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

大学サッカーは人間的成長が出来るのが魅力だと思います。

大学では、プロを目指す選手もいればそうでない選手もいると思います。

そんな中で全員が「サッカーの技術を高めたい」とか、「リーグ戦で勝ちたい」など、チームとしても個人としても目標を設定してサッカーをしていると思います。

しかし、それはサッカーをしているだけではなく、人間的成長が必要になってくると思います。

毎日きつい練習にも一生懸命取り組んだり、チーム内での役割もしっかり果たしたり、試合に勝った時や負けたときにいろいろな感情を味わえるところ、全部含めて人間的成長が出来るのが魅力だと思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

大学卒業後、サッカーを続けるかはまだ決めていません。

ただ、やりたいことや成し遂げたいことに対しては曲げることなく取り組んでいきたいと思っています。

あとは、大学サッカーで培ったことが社会に出たときに生きてくると思います。

なので、自分のやりたいことをするためには、やりたくないことや苦しいこともあると思いますが、なるべく笑顔で乗り越え、自分のやりたいことや夢に突き進んでいける人間になりたいです。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

人生で一度しかない大学生活なので、自分のため、チームのために全力で目標に向かって突き進む毎日を楽しんでもらいたいと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2023年6月6日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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