Arxcs Magazine Vol.091「大きな決断。サッカーでの挑戦」

【名前】丸木康聖
【経歴】千葉県立八千代高校→高知大学

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

1番は高校の時に出場できなかった全国大会に強い憧れがありました。

高校でサッカーをやめる気もなかったし、進学もするつもりだったので、必然と大学サッカーを選びました。

さらに、全国大会に出れるくらいちゃんとやっているところに進学したいと思いました。

ー高知大学に進んだ経緯を教えてください。

 両親に国立大学に行ってほしいと言われました。

また、自分自身理系で、私立の理系は学費が高いですが、国立の理系は比較的安いです。

そこで、国立でちゃんとサッカーができる場所を考えた時、筑波大学、高知大学、鹿屋体育大学などが候補として出てきました。

筑波大学を第一志望として前期試験を受験しました。

そして、後期試験で高知大学を受けました。

筑波は落ちてしまったので、高知大学に進学しました。

高知大学の良さとして、四国のレベルが低いので、全国大会が現実的でした。

それが決め手で進学しました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

そんなにありませんでした。

八千代高校時代もグラウンドは土で部員の数も多く競争は激しかったです。

高知大学も似ているところが多いので、あまりギャップはありませんでした。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

自分のなりたい選手像に対して、どういうトレーニングをしたらいいのかを真剣に考えるようになったのが1番大きいと思います。

高校のころはコーチ陣も熱量があったし、伝統のある高校でもあったので、言われた練習をしていれば成長する環境でした。

でも、高知大学は指導者を目指す大学生が指導をするので、さすがに限界があると思います。

なので、目標を意識して、自分で考えて行動することができるようになったのは成長したと思います。

-変わらないといけないと思ったきっかけはありますか?

高校時代は最後までBチームで、全国をかけた試合を経験できませんでした。

その時に、こんな思いはもうしたくないと同時に焦りもありました。

高校の時は学年が上がれば必然と周りを抜いて、試合に出れると思っている自分がいて、結局出れませんでした。

なので、大学では最初から試合に出るという気持ちをもっていました。

この高校時代の危機感がきっかけだと思います。

-レクリエーション班は大学サッカーにおいて必要だと思いますか?

個人的にこのようなものは好きです。

さらに高知大学はA~Dまでチームがあるので、関わらない選手もいます。

学年、カテゴリー関係なく、仲の良さやチームの団結力はとても大きな力になると思います。

なので高知大学には必要なものだと思います。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。


全国大会に出るチャンスが、総理大臣杯とインカレと天皇杯、年に3つあります。

そこで活躍すればプロのスカウトの目に留まる可能性もあるので、本当に上を目指す人はチャンスは多いと思います。

何より、楽しいです。

クラブチームでやるより、学生でやってる分、団結力は強いと思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

あまり将来のことは考えていませんでした。

新卒は働くうえでとても大事だと思います。

新卒じゃないと入れない大企業も目指せるし、生涯年収など、就活中に聞きました。

内定もしていましたが、それも捨てるというのは大きな決断でした。

それでも、サッカーをやめるという選択肢はありませんでした。

関東の社会人1部も選択肢はありましたが、自分の本当の気持ちに向き合ったら、まだ上を目指せると思ったし、目指したいと思いました。

かといって、裕福なわけでは無いので、お金を稼げる環境は必要でした。

なので、ドイツの知り合いの人との繋がりは大きかったです。

サッカーでの挑戦が終わってからは正直不安があります。

新卒でもないし、経験もない25、6歳で誰が取ってくれるのかなって思ったりもします。

周りの人には恵まれているので、助けてくれるだろうと楽観視しているところもあります。

具体的なビジョンは無くて、その時になんとかなるんじゃないかと思っています。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

3、4年生になったらいやでも向き合うと思いますが、将来について考えたときに、今まで何となく当たり前のようにできていたサッカー中心の生活が終わります。

そのときに自分の気持ちを殺して選択することは後々後悔すると思います。

サッカーに限らず何のスポーツでも良いコンディションで取り組めるのは大学生までです。

何となくでやめるより、しっかり考えて、道を判断してほしいです。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年3月8日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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