Arxcs Magazine Vol.089「日本をリードできる存在になる」

高校時代について

－大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

高卒でプロになることを目標に掲げていましたが、現実は厳しいと感じていました。

サニックス杯の時に監督と面談する機会があり、監督から「早稲田はどうだ？」と言われたことがきっかけに練習参加し、大学進学を決めた感じですね。

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか？

ギャップはめちゃくちゃ大きくありましたね。

大学サッカーは、学生主導で運営がなされています。高校サッカーの時は、基本的に監督やコーチの指導を受動的にやるだけですが、大学サッカーでは自分たちで考え行動しないといけないところが大きなギャップでした。

ーギャップを通して何か変わったことはありますか？

　自分で考えることが増えたと感じています。

早稲田大学サッカー部では「日本をリードする」ビジョンを掲げ毎年違うミッションに取り組んでいます。

今年のミッションは「昨日以上の今日、今日以上の明日」というミッションに取り組み、自分に何ができるかを考える事もそうですし、チームとして自分の存在意義を説いたりと様々な場面で考える力が身についたと思っています。

－入部して成長を感じたことを教えてください。

いろんなことに耳を傾けるようになりましたね。

本当にいろんな学生がいる中で、それぞれのバックグランドを持っていて違った個人目標をみんな持っています。

いろんな人の意見に耳を傾け、自分の考えが曖昧だったり、先輩の意見を吸収したり、自分の今後のキャリア形成についてより具体化できてきていることが成長している点かなと思います。

ー主将になった経緯について教えてください。

大学3年生になると幹部決めが行われます。

基本的に立候補と投票という形で決めてるのですが、自分から立候補して主将になりました。

立候補後は「なぜ主将になりたいのか」や「どのような主将を目指しているか」など、チームメイトから質問されてそれに答え最終的に投票して決めてもらったというのが経緯です。

ーどのような思いで主将に立候補したのですか？

今年は俺がチームを引っ張るしかないだろうと思っていました。

昨年もほとんどの試合に出させてもらって自分が引っ張る気持ちでずっとやっていましたし、そのスタンスをぶらさないという形で1番明確なことが主将として引っ張っていくことだったので立候補しました。

ー今シーズンの目標を教えてください。

強い早稲田を取り戻すことです。

自分が在学中では1つもタイトルは取れてませんが、早稲田大学が関東リーグで優勝回数が1番多いですし、これまでのOBが作り上げてきた強い早稲田があると思っています。

チームとして1つの組織になって関東1部リーグで優勝目指して戦っていきたいです。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

大学サッカーの魅力は、自由ってことが1番よいことろだと感じています。

高校の時まではやらされることが多いですが、大学では自分が違うと思ったら「なんでそうなのか」を伝えることができますし、そこから自分たちで考えて変えていくことができます。

今後の人生を歩んでいく中でも自分たちで考えられるということは大学の魅力なのかなと思っています。

これからについて

－今後のキャリアについて教えてください。

プロサッカー選手になることを目標にしていますが、まだまだ声が掛かっていない状況です。

プロでやりたいことはたくさんあるので、まずはそのスタートラインに立てるように頑張りたいですね。

その先のビジョンとしては、日本をリードする存在になるということを人生の目標にしています。

三苫選手や冨安選手のようにビッククラブでプレーすることも日本をリードすることですし、J2の選手であっても日本をリードすることだってできると思っています。

プロになるだけでなく、日本をリードできるような存在になることが大きな目標ですね。

－最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

自分は日本をリードすることを目標に相当強い覚悟でやっています。

中途半端にやるのであればやらない方が良いと思っています。

何事もやるからには目標を持ち続け全力で後悔がないように覚悟を持ってやってほしいなと思います。

ー本日はありがとうございました。
（この記事は2022年2月16日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。）