Arxcs Magazine Vol.053「決して諦めないこと。」

【名前】ヒル袈依廉
【経歴】鹿児島城西高校→早稲田大学ア式蹴球部
【実績】U−22日本代表候補

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

当時は高卒プロを目指してやっていました。

高校2年生の時には代表にも呼ばれていましたし、そこで全国レベルを体感してプロの意識がとても高まりました。

実際に、高校生の時にJクラブに練習参加しました。

しかし、コロナの関係もあり経営など大変な時期で、なかなか話が進みませんでした。

そんな時に、早稲田大学からお話をいただきました。

そこで初めて大学サッカーの選択肢が出てきました。

高校3年生の5月頃に監督や小学校の恩師に相談し、練習参加を勧められました。

そこで、初めて大学サッカーを肌で感じました。

そして、練習参加から帰ってきたときに早稲田大学からスポーツ推薦の話が来て、入ろうと決めました。

本人提供

大学サッカーについて

-入学してからのギャップはありましたか?

レベルの高さ、スピードや強度は覚悟していましたが、やっぱり周りのレベルが高く、入って1,2か月が大変でした。

早稲田は特殊で借り入部制度があります。

与えられた1,2か月の期間で四年生に早稲田に入りたい意志を示さないと入部できません。

その期間は僕にとって、とても成長させられる機会でした。

-意志を示すとは具体的にどういうことですか?

ピッチ内は結果だったり、練習の態度を四年生全員から見られるんです。

ピッチ外のところは礼儀や挨拶、掃除や身の回りのことが主に中心です。

4年生が毎週ミーティングを開いて、今週どうだったかとか、ほんとに細かく見ているんですよね。

そういったことを踏まえて。4年生から早稲田で戦う意思があると思われたら正式に入部となります。

これが伝統です。

もちろん、ダメっていうパターンもあり、毎年1,2人は入部の許可がおりません。

それはサッカーのレベルではなく、意思表示のところであり、どれだけこの組織でサッカーをしたいかが重要です。

-入部して成長を感じたことはありますか?

チームへの関わりっていう部分はこれまで以上に学んでいて、少しずつ成長しているかなと感じます。

一気にチームや個人個人のレベルが上がった中で、高い要求が自分に求められます。

一つ一つの言葉もそうですし、プレーはもちろんのこと、上のレベルに自分の基準を上げていっています。

今は学んでる最中ですね。

-鹿児島から関東に来て私生活やメンタルで変わったことはありますか?

そうですね。

一番は、自信が持てるようになりました。

外部や遠くの地域でサッカーをしてこなかったので、仲間が少ないっていうのはあったんですけど、初めは新しい仲間を作って仲を深めようと意識しました。

自分からアクションできるようになったことはとても変わりましたね。

また、練習後の自主練を利用して自分の基礎を磨いてきました。

地道な努力が自信に繋がっていると感じます。

-大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。

一気に高校から大学に上がると大人のサッカーが求められるところですかね。

ステージによってはプロと試合もできるし、一気にレベルが高くなりますし、目指しているところの一歩手前でサッカーができます。

これも一種の挑戦だと思います。

それを乗り越えるからこそ次のステージがあると思うので、すごい環境だなと感じます。

一つの試合で評価が覆る世界でもありますし、それが次のステージへつながります。

これが大学サッカーの魅力だと感じます。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

大卒1年目でプロで活躍するのが目標です。

そのために、逆算してコーチとかと話し合いながら取り組んでいます。

まずはプロ内定してそこで活躍して、いずれは海外へと進出し、自分のできる限りの挑戦をしたいと考えています。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

掲げている目標に向かって、”今”自分がやるべき事を追求して目標を成しとげてほしいです。

その目標を諦めない事が大事だと思います。

高校時代からお世話になってる監督やコーチがくれた言葉で、僕はこの言葉をとても大切にしています。

あたりまえですけど、成功する人は諦めてないです。

ぜひ頑張ってほしいです。

ー本日はありがとうございました。

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