Arxcs Magazine Vol.009「体が動かなくなるまで、サッカーに関わりたい」

【名前】野村樹生
【経歴】滋賀学園高校→大阪産業大学体育会サッカー部
【部内での役割】副務・マネージャー

ホペイロとの出会い

ーまず、マネージャーに興味を持ったきっかけを教えてください。

そうですね。

もともと、将来はサッカーに関わる仕事がしたいと考えていました。

考え出したのは中学生の頃で、選手以外でサッカーに関われる仕事を自分なりにネットで調べるようになりました。

当時の自分は、コーチか監督しか知らなかったので、次第に分析官やフロントスタッフの存在を知るようになっていきました。

個人的には、昔から自分のスパイクや用具をきれいにすることが好きな選手でした。

その中で、たまたまホペイロの記事を見つけて、「これだ」と思いました。

当時は今よりも、ホペイロという職業が世間から認知をされていませんでしたが、Jリーグクラブのマネージャーは男性が多いことも知って、自分も目指してみたいと考え始めたのがきっかけです。

あとは高校生の頃に、自分がプロになれると思っていた他校の選手が、なれない現実を知って、選手としてのキャリアに一区切りを付けました。

ーそこから、なぜ大学サッカーという環境を選びましたか?

初めは、専門学校に行こうと考えていました。

ただ、親とも相談をして、大学にはいくべきだと判断して、一旦はマネージャーのことは考えずに、普通に大学進学しました。

そこから、どうしようかと考えているときに、友達が大阪産業大学のサッカー部にいたこともあり、声をかけてもらいました。

将来、ホペイロとして仕事をしていこうと考えれば、”マネージャーという立場で、今からやってもいいかも”と考え、大学サッカーで挑戦してみようと決断しました。

マネージャーの役割について

ー入部してみて、感じたことはありますか?

高校の頃、マネージャーがいなくて、水汲み、ビブス洗濯などが主にできる仕事なのかなとイメージしていました。

ただ、サッカー部の先輩方に、ホペイロがしたいと話をしたところ、ユニフォームの管理や登録関係、スパイクの手入れなど、1年目から幅広く活動させていただいています。

マネージャーとして、何でもかんでも自分がやってしまうと、選手の自主性がなくなってしまうので、そこは意識しています。

僕の方から、選手に声をかけて一緒にゴールを直したり、選手たちで動けるように働きかけています。

ーグラウンドでの仕事は何をしていますか?

ボトルの準備は、基本的に女子マネージャーにお願いしていて、自分は選手たちの体温管理と練習のサポートですね。

あとは、ボール拾い、練習の球出し、紅白戦の審判、リハビリメンバーのサポートなど、やれることは全部やっています。

マネージャーの魅力とは

ーやりがいや成長は感じますか?

やりがいをものすごく感じています。

入部当初は、開幕戦で関福大にボコボコにされて、4年間負け続けるチームなのかもしれないと思って、どうしようかなと少し動揺していました。

そこから、チームの調子が上がり、試合に勝つにつれて、選手たちの頑張りが自分のやりがいになるようになりました。

入部当初は、自分の夢のためだけを考えていましたが、今では、選手たちが試合に集中してベストパフォーマンスが出せるように、何ができるかを考えて動けるようになりました。

ー苦労した点はありますか?

特に苦労した点はありませんが、Iリーグ(トップチーム以外のチームの公式戦)の対外試合にスタッフ1人で行った時はパニックでしたね。笑

その日は、3チームが違う会場に分かれての活動で、スタッフも少ない状況でした。

メンバー表提出から、アップの手伝いなど、その日はとにかく必死でした。

ただ、本当に選手たちが協力してくれますし、初めてグラウンドに行った時も、当時の4回生が歩み寄ってきてくれて、受け入れてくれたので、本当に感謝しかないです。

ーマネージャーの良さはどこにありますか?

選手たちでも気づかない、雰囲気の変化や小さな成長をいち早く感じることができることが、マネージャーの良さだと考えています。

あとは、勝った時や負けた時など、ピッチに立てなくても同じように喜んだり、悔しんだりする経験ができ、一緒に分かち合えるところだと思います。

だからこそ、選手たちでも気づかない些細な変化に対して、いい方向に持っていけるようにコミュニケーションを取るようにしています。

そうすることで、選手たちのモチベーションにも影響を与えることができますし、間接的に雰囲気をよくすることもできると考えています。

ー今シーズンはどんな一年にしたいですか?

全国大会を経験してみたいです。

4年間の大学生活で、経験できずに引退する選手、スタッフがほとんどですし、チームの中でもトップチームの選手しか経験できないと思います。

総理大臣杯とインカレがあると思うので、そこに向けてチームの雰囲気とレベルアップに貢献したいです。

今後のキャリアについて

ー卒業後のキャリアについて聞かせてください。

僕はできるなら、大学卒業後はサッカークラブのマネージャー業をやりたいと考えています。

理想はJクラブですが、足りないから行くのではなく、自分のことを必要としてくれるチームにいきたいと考えています。

なので、カテゴリーも気にしていません。

必要としてくれれば、大学サッカー、高校サッカーにでも行きたいです。

そして、ホペイロという存在をもっとサッカーファンに知ってもらいたいですし、僕から発信していきたいと考えています。

自分の体が動かなくなるまで、やり続けることができれば最高だなと思っています。

ー本日はありがとうございました。

よく読まれている記事

体育学生の9割がきづけていない!?「就活」までの"3ステップ"

就活を控えている体育会学生に向けた記事です。就活やキャリア設計に失敗しないための学びを記事にしました。こんな学生にオススメです。

  • 大学3年生になり、就活を考え始めている
  • 就活始めたけど、何から取り組めばいいかわからない
  • 将来のやりたいことが見えない1〜2年生