Vol.053「サッカーに対する想い」

【名前】東 修斗
【経歴】和歌山大学体育会サッカー部 主将

皆さん初めまして!和歌山大学体育会サッカー部主将の東 修斗です!まずは、今までの経歴を自分を表している象徴的な出来事と合わせて紹介させていただきます。

サッカーを始めたきっかけは、コーチをしている父の影響で、物心ついた時にはボールを蹴っていました。当時から、ボールをあえて僕の左側に投げていたそうです。すると左利きに自然となったそうです(笑)まあそんなこともあり、その流れで地域のスポーツ少年団の貝塚JSCに入ります。

父の担当する学年になったので、ずば抜けて上手くなかったら使わんって言われながら日々、努力していました。中学校に入ると、小学校時代から同学年の活躍が凄く、このチームでしてたらプロになれるかもと思い、アンドリュースFCに入団します。1年生の頃から、3年生の試合に出させてもらったり、地域のトレセンに入ったり、順調にキャリアを充実させていました。

ですが、2年生の継続のタイミングで、落とされました。この時1回目の挫折でした。ジュニアユースに入ってから順調にプロになれるかもと思っていて、けどこんな地域のトレセンも受かられへんのか。ここは、這い上がる努力はできませんでした。結果、怪我やモチベーションの低下により、退団。勉強に専念することになります。

高校では、進学校である、和泉高校でサッカーを続けます。ここで2回目の挫折。中学ではそこそこやれていた自分が、こんな公立高校でも試合に出られへんのか。必死に努力しました。苦手な走りも死ぬ気で走りました。結果、1年生の途中からチャンスを掴み続け、チームの中心として3年間を過ごしました。

ここで、自分の大きな分岐点となった出来事があります。インターハイ予選がコロナ禍で行われず、同学年のみんな引退する中、自分は勉強を続けながら、選手権予選まで残りました。これは、和泉高校で初めてなことだそうです。選手権予選では、公立高校では特に良い成績を残すことができ、そして、和歌山大学に無事入学することができました。

「勉強かサッカーどっちにする?」っていう選択肢を与えられた自分の出した結果は「どっちも。」で、どっちも自分の思い描いたように成功することができました。1番嬉しいのは、この決断を下の後輩たちが今も、「修斗くんが出来たんやから俺らも!」って言うように選手権まで残る後輩が各学年で数人も出てくるようになったことでした。

ここから分かったのは、自分が新しい道を切り開いて行くっていう、なんとなく挑戦的なことが好きなんやろうってことを実感する出来事になりました。大学に入学すると当然のように、サッカー部へ入部。幹部でもないのに、低学年ながら生意気なこともたくさん言いつつ、行動していた結果、3回生で主将になりました。

1回生の時から、勝手にSNSの画像を作ったり、勝手にメーカーの社長さんに連絡とってユニフォーム変えたり。クラファンの提案をしたり。けど、やっていく中で、全部の行動に繋がっている1つの想いってのは共通しているなと思いました。

「和歌山大学サッカー部を魅力ある団体にして大学サッカーを引っ張る存在にしたい」ということでした。これがArxcsに入った1つのきっかけでもありました。私たちの所属する関西学生リーグの4部や去年所属していた3部はほぼスポットライトが当たる機会があまりないし、Arxcsの皆さんのように輝かしいキャリアもないし、結果がフォーカスされることもほとんどないです。じゃあどこで、自分たちのことを知ってもらうか。もちろん結果でも魅せていく必要はあるけど、それ以外にも部の価値を上げる方法はたくさんあります。

地域貢献の部分で新たな価値を創出し続けたり、SNSを通したブランディングであったりその方法は多岐に渡ります。4部のチームでも大学サッカーには可能性が溢れていると思っていて、将来やりたいことと少し被る部分もあるんですけど、週末に大学サッカーがあって、そこに人が満員になってっていう感じで、大学サッカーを中心とした経済圏を形成したいなってのが私の目標です。

それは、すべてのカテゴリにおいてです。関西学生サッカーリーグに所属するなかで1番下のカテゴリに所属するチームの公式戦に人が溢れかえるなんて夢のようなことです。けど、それを現実にするために、まずは、残りの1年半を和歌山大学体育会サッカー部に捧げたいです。

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