Arxcs Magazine Vol.086「部活をしている意味を考えてほしい」

【名前】福本 愛斗
【経歴】坂出高校→高知大学
【部内での役割】学生コーチ

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

中学2年生の時にサッカーの指導者になりたいと思い始めました。

当時の副担任の先生が、サッカー部ではなかったですが、高知大学出身の先生でした。

その先生から、「高知大学のサッカー部は学生コーチだったり、サッカー教室もやっているから指導者として学べるんじゃない?」と聞き、高知大学を目指しました。

そこからの逆算で高校も選んだりしました。

-高知大学を選んだ経緯を教えてください。

中学時代から高知大学を目指そうと決めていましたが、高校3年生になってからは筑波大学や鹿屋体育大学も考えていました。

勉強面で言うと、岡山大学や広島大学も考えていました。

高校サッカーは選手権まで残りたいという想いがありました。

なので、少し勉強したら入れる高知大学に最終的に決めました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

意外とみんなサッカーは上手くないなと感じました。

僕が入学してからの目標は卒業するまでにBチームに入ろうと思っていました。

いざ入学して2年生になったタイミングでBチームに昇格できたので、さらっと目標達成できてしまいました。

高知大学は強いと聞いていたので、俺でもやれるんだ、理解度もこれくらいかと思ってしまいました。

今はそんなことは思っていませんが。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

サッカーはうまくなれたと思います。

指導者の部分で言うと、1年目と2年目は違う方に指導方法を学べたので、指導者としても様々な知識を学ぶことができました。

さらに深くサッカーを学べたと思います。

-学生コーチに振り切らず、プレイヤーを続けていた理由を教えてください。

最初は学生コーチだけをやろうと思っていました。

なので1年目は選手のカテゴリーでコーチをやっていました。

しかし、みんながプレーしているのを見て、自分が集中できていないことに気づきました。

そこから自分はサッカーもしたいんだと思いました。

なので2年目はトップチームのコーチとBチームの選手を両立していました。

-学生コーチを今年から一本でやっていく理由を教えてください。

最初は一本でやるつもりはなかったです。

というのも、選手としてトップチームでプレーできる機会があったのと、今年からは学生コーチではなくヘッドコーチとして活動していくことがほぼ決まっていました。

なので、昨年のまま学生コーチと選手を両立しようと思っていました。

しかし、先輩の学生コーチは、遅刻したりなど、人としてダメな部分が多いです。

そうなった時、この先輩にはチームを任せられないと思いました。

卒業される親しい先輩からは選手もやってほしいと言われましたが、OBの立場から見たらお前がコーチをやるしかないとも言われました。

そこで、「やらなければいけないこと」と「やりたいこと」を天秤にかけた結果、自分を捨ててでもみんなが力を発揮できればと思って、選手やめてコーチに専念しようと思いまし

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

育成年代と違って、選手を育成するというよりも、質にこだわって勝つことが目的になることが多いと思います。

なので、個人的には戦術を落とし込んだりすることは良いところだと思います。

自分は選手の意思を尊重する戦術を考えてきました。

その中である程度の戦術が決まってきたら、それができない選手は使わないというのはあったりします。

Jの監督でも、自分の戦術に合わない選手は使わないという人が多いです。

それを見たときに大学はJなどの大人のサッカーに近いなと感じます。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

卒業後はJクラブの下部組織などの育成年代で指導したいと考えています。

最終的にはU-18を指導したいです。

-今シーズンの指導者としての目標を教えてください。

チームとして全国制覇というのを決めたので、そこに向かっていくのを前提として活動していきます。

個人的にピリピリした雰囲気が好きなので、それに合わせてコーチングを変えたりしています。

でも、そのやり方があっている選手とそうでない選手がいると思うので、それぞれの選手に合わせながらコーチングを工夫していきたいです。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

部活をやってる意味はその人それぞれあると思います。

それでも全国などを目指している集団、勝ちたいと思っている集団の中に暇だから部活やっている、という人がいたら意見が食い違うと思います。

なので、やるからには真剣に、本気で上に向かってみんなで頑張ってほしいと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年2月4日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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