Arxcs Magazine Vol.077「入部当初の衝撃。関学が強い理由」

【名前】森 秀哉
【経歴】Vファーレン長崎U-18→関西学院大学
【役職】学年リーダー

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

ユースチームで育ってきたのでプロになるのが当たり前の目標の中で、高校2年生の夏から1年間ほど怪我で思うようにプレーできていませんでした。

進路を決める大事な時期を怪我で棒に振ってしまったので、大学でもう一度プロを目指してやり切りたい気持ちがあり大学進学を決めました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

人間性の部分でギャップを感じましたね。

関学が強豪ということは高校時代から知っていましたが、いざ入部してみると人としての取り組み方の高さに関学が強いチームになる意味がわかりました。

人間的成長を目指してサッカーへの取り組み姿勢や私生活での行動など高みを目指している人が多い一方、成長を放棄してしまっているようなもったいない人もいたため、何事も自分次第なんだなと気付かされました。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

成長した点は2つあります。

1つは、サッカー面です。

高校時代に比べると圧倒的に強度が違います。

ユースの時は、組織プレーが多いのに比べ大学サッカーでは組織も大事ですが個々のプレーに強度が求められてきます。

そのような強度の中でも監督が求めるプレーを表現していくことが大事なことに気づけたことです。

2つ目は、人間性の部分です。

コンダクターと呼ぶ事務的なことや、練習を作り上げる役職をミーティングを通して決めています。

どのようにしたらコンダクターミーティングを自分ごとにしてくれるか、常に考えていました。

関学サッカー部に所属する意味や、サッカーをする理由を各々が考えるミーティングになるように促すことなど、ミーティングを通して発信力や人間性の部分を成長させることができました。

ーその中で得られたもの、変わったものは何ですか?

直近にコンダクターに向いている人、任せられる人を決めるチーム内投票がありました。

約50人中15票ほど自分に投票してもらっていました。

投票には、個人名と理由を記入してもらうのですが、理由の中に「取り組む姿勢を見て信頼できる」や「プレー面で的確なアドバイスをもらえた」など第三者の評価を得ることができました。

これまではチーム主体の行動ではなかった僕がチーム内投票を通して、チームと共に成長できているんだなと実感できた場面でした。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

サッカーだけじゃないところに大学サッカーの魅力を感じます。

高校と違ってほとんどの大学がが、集客もそうですし、ミーティングもそうですし、学生主体で運営をします。

高校の時には何かを能動的にしようとしない限りは得るものが少ないですが、大学ではサッカー以外でも主体的に動くことで得られる環境が近くにあることが大学サッカーの魅力ですね。

サッカーで生計を立てようと考えていない人でも社会に出て生きるスキルを身につける人もいます。

例えば、サッカースクールの運営から何かを学んだり、SNSでの発信を通して部や選手の魅力を伝えることの難しさを学んでいる人もいます。

サッカーへの関わり方や部への貢献を考えれば考えるだけ自分自身を成長させられることができると思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

Vファーレン長崎に帰りたいという思いが1番強いですね。

僕はVファーレン長崎というチームが大好きなので、その環境に身を置くことが僕にとって一番幸せなことなのかなと思っています。

そのためにも残りの2年間をプロサッカー選手になるために全力で頑張りたいですし、選手になれなくてもVファーレン長崎というクラブに関わっていきたいです。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

大学サッカーでは、自分が何かを得ようとしなければ何も得ることはできません。

いずれは、サッカーを続けるか就職するか決断する時が来ると思います。

自分が興味があることにはたくさんチャレンジし、自分の強みを伸ばして欲しいです。

まだ、何も成し遂げてない僕が偉そうなことは言えませんが、自分が興味あることに環境を使って最大限チャレンジしていくべきだと思います。

体育会の価値を高めるためにも一緒に盛り上げましょう。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年1月16日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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