Arxcs Magazine Vol.036「一番は全力で楽しむこと」

【名前】鈴木海仁
【経歴】ジュビロ磐田ユース→四日市大学
【部内での役割】副主将

高校時代について

ー大学サッカーを選んだきっかけについて教えてください。

そうですね。

僕はそもそも、ジュビロでトップに上がるという親との約束があったので、大学でサッカーを続ける考えはありませんでした。

しかし、高校3年生の夏、トップに上がれるか上がれないか、強化部長の人と話をするのですが、僕たちの代は1人も昇格できませんでした。

そこから、僕は続けたいと思っていたので、高校卒業後の進路を育成部長の人と話をし、どうやったら続けられるか相談しました。

そしたら、大学にはスポーツ特待があるということを知って、大学サッカーを続けたいと親に話しました。

そこで、親からも承諾をえることができたので、そこから大学進学を真剣に考え出しました。

ー四日市大学に進学した経緯について教えてください。

当時は、レベルの高いところでサッカーをしたいと考えていて、関東に行こうと思っていました。

関東の大学はほとんど特待というのなかったんですよね。

関東にいけないなと思ったので、東海地域の大学で探そうってなった時に、四日市大学から声をかけていただきました。

僕は、大学サッカーについてあまり知りませんでしたが、総監督さんと話をして成長できると思ったので、最終的に四日市大学を選びました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入部してからのギャップはありましたか?

大学の練習参加をしたことがなかったのですが、高校生の時に東海地域の大学と試合をすることもあったので、全然できるなと思っていました。

しかし、入学してすぐ練習に参加し始めたら、スピード感や強度が全く違いました。

技術的にというより、フィジカルの部分が全く違いましたね。

そこには、とても戸惑いましたね。

そして、通用してないと実感し、同時に焦りも感じました。

ー入部して成長を感じたことを教えてください。

僕は身体能力が周りよりは高いと思っていて、高校まではそれだけでいけたんですが、大学に入ると、フィジカルの部分で全く通用しないなと肌で実感しました。

それから、ものすごくサッカーを考えるようになりました。

ポジショニングや、ファーストタッチの置き所など、細かい部分に力を入れるようになりましたね。

ここに気づけたのは、大学2年生の時までいた、元プロサッカー選手のコーチがいたからです。

パス一つにしても、変な回転がかかっていたら、めちゃめちゃ怒られましたね。

「そんなに怒ること?」と思いましたが、プロで活躍することがいかに厳しいのかというのが伝わりました。

そういった面では、1年生の頃に感じた、通用しなかったことやコーチのおかげでマインドはものすごく変化しました。

ー四日市大学について教えてください。

今年から、日本体育大学で監督をしていた方が監督になり、強度の部分は今年1年間ものすごく意識してトレーニングして来ました。

関東の大学と東海の大学では、強度の部分が全然違います。

四日市大学は東海リーグに所属していますが、4強と言われている大学と毎年総理大臣杯やインカレの出場枠を争っていて、そこに入れていない状況です。

チームとしては、関東のレベルを目指していますが、まずは東海の4強にしっかり勝つことを目標にやっています。

本人提供

ー大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。

僕は、高校時代にプロの練習に参加した時、技術面よりも、圧倒的にメンタル、フィジカル、人間力という部分が足りてないと感じました。

だからこそ、大学でプロを目指してサッカーをやる選手は、足りてない部分がわかっているからこそ、そこに向かって4年間準備していると思うんですよね。

注目度で言えば、高校サッカーよりも劣ってしまうのですが、デンソーカップなどに選ばれることができれば、プロのスカウトの方がたくさんいらっしゃいます。

そういった意味では、プロを目指す人からすれば、この4年間はチャンスは転がっていますし、ものすごく大事な4年間だと思います。

本気で挑戦するということは、ものすごく将来にも生きてきますし、大学サッカーの良さかなと思います。

これからについて

ー卒業後のキャリアについて教えてください。

僕はプロを目指していて、最低でもJFL以上ではプレイしたいと思っています。

プロサッカー選手になるというのは、僕の夢でもありますし、親にも恩返ししたいという気持ちが強いです。

それは僕の中では、サッカーじゃないといけないなと思っています。

今はまだわかりませんが、プロでやっている姿を見せることが僕の使命だと思っています。

ーどんな選手になっていきたいですか?

人を楽しませられるような選手になりたいと思います。

そのためには、まず自分が楽しまないといけないと思っています。

僕の特徴は運動量であったり、球際を強くいけることです。

そういったプレイを見てもらい、熱くなってもらいたいですし、楽しんでもらいたいです。

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

一番は全力で楽しんでもらいたいです。

やっぱり、楽しくなかったら続けている意味がないですし、楽しむからこそ全力で結果を得たいと、心から思うことができます。

だからこそ、自分自身が”今”楽しめるものを全力で楽しみ、本気で取り組んで欲しいと思います。

ー本日はありがとうございました。

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