Arxcs Magazine Vol.034「やりたいと思ったことは行動せよ」

【名前】松本汰一
【経歴】坂出商業→高松大学
【部内での役割】主将

高校時代について

ー大学サッカーに進んだ経緯について教えてください。

僕はサッカーが好きで始めて、プロになりたいという想いで高校まで続けてきました。

しかし、ここまでのサッカー人生で全国大会にすら出場することができませんでした。

なので、高校サッカーを終えたら引退しようと思っていました。

それからは、関西の大学で英語を学ぼうと考えていましたが、ずっと何かに引っかかってたんですよね。

そんな状況で、大学でもサッカーを続けるか迷っていた時に、先輩や監督からの後押しもあり、全国を目指すために大学サッカーをやろうと決めました。

大学サッカーについて

ー入部してからのギャップはありましたか?

高校サッカーでは、ある程度レベルの差がはっきりしていると思うんですよね。

ただ大学サッカーは、上手い人しか続けていないなという印象で、ものすごくギャップを感じました。

だからこそ、上手い選手に勝てるように、日々工夫しないといけないと思いました。

サッカー面では、準備を怠らないことを意識してきましたし、ピッチ外でも時間の使い方にこだわりました。

今までは、決められた高校の授業を受けてきたのですが、大学は自分で決めてやらないといけません。

自分に合った時間の使い方をしなければ、4年間を無駄に過ごすことになると考えました。

ー入部して成長を感じたことを教えてください。

先ほども言いましたが、時間の使い方が上手くなったなと思います。

一番は、先のことを考える力が身につきました。

例えば、試合から逆算して調整をしたり、就職活動ではこの日に面接があるから、今何をするかと計画性を持てるようになりました。

サッカーに対しても、チームの状況を見て、今チームにとって必要な発言は何か、先を見越して話すことができるようになったことは成長した実感があります。

本人提供

ーその成長から気づけたことは何ですか?

そうですね。

周りを見て、発言や行動を意識する大切さに気づくことができました。

僕は下級生の時は問題児で、本当に誰に対しても思ったことを言ってしまうタイプでした。

ダメなことではないんですけど、チームに悪影響を与えるような発言をしていたんですよね。

学年が上がるにつれて気づくようになって、最初から気づいていれば、チームの雰囲気を壊すことはなかったと思います。

しかし、気づけたからこそ今があると思っています。

−ここまでの3年間で得られたことはありますか?

自信が生まれたことです。

僕たちは、学生生活をサッカーに注いでいます。

この過程は必ず、将来にとってプラスになりますし、より自信にも変わってくると思っています。

何か一つのことに対して本気でやっているということは、ものすごく自信になるなと思いました。

この部分に関して言えば、サッカーが上手い下手は関係ないです。

この4年間、大学生になって多くの選択肢があるのにも関わらず、自分でサッカーを選択してやり切るということは、今後の自信につながると思います。

ー大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。

高校の時よりもさらに自信がつくというのと、大学サッカーはレベルが高いということです。

世間的には、大学サッカーはあまり注目されていませんがレベルが高い試合が多いです。

その中でも一番感じるのは、天皇杯で大学生でもJクラブに勝つことがあるということです。

そういった結果を見ても、大学サッカーはレベルが高いと思います。

もう一つは、自分達で試合の運営など、大学生が主体となって作っていくことです。

サッカーだけではなく、より組織で動くので、チームとしても個人としても成長できます。

主将になる決断

ー主将になった経緯について教えてください。

僕は主将をやらないと思っていたのでとても驚きました。

自分でいうのもなんですが、僕一番問題児だったんですよね。

そのせいで、監督とよりコミニュケーションが多かったことが要因かなと思います。

監督からは、思ったことを伝えられるから信頼できると言われたのもありますし、僕に対してものすごく寄り添ってくださいました。

だからこそ、覚悟は持てましたし、1年間頑張ろうと決意を持てました。

ー主将になって難しさはありますか?

まずは、チームが上手くいかなかったときに、どう軌道修正できるかがものすごく難しいです。

全体を見たときに、試合に出場できる選手は限られていて、多くの選手は試合に出場することはできません。

だからこそ、モチベーションを維持させることだったり、それを上げるためにはどうするかというのは難しさを感じます。

本人提供

これからについて

ー今後のキャリアについて教えてください。

社会人チームでサッカーをやりたいと思っています。

まずは、就職先を決めて、そこからサッカーができる環境を求めて今は探しています。

あとは、常に誰かに見られる存在になりたいです。

自分の存在を通して、勇気を与えたいですし、本気で何かに挑戦している姿を見て影響を与えていきたいです。

社会人サッカーをただやるのではなく、その中でも上を目指したいですし、健康のための運動としては捉えてないです。

だからこそ、真剣に取り組むことで、大学生と試合をした時に、こんな人になりたいと思えるような社会人になっていきたいです。

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

やりたいと思ったことはとことんやってほしいです。

例えば、留学したいと思ったら、学生のうちに行ってほしいですし、先延ばしはやめてほしいなと思います。

結果行けなかった自分を後悔することになると思います。

また自分で何かやりたいと思ったことは、結果どっちに転がっても成長を感じると思います。

サッカーに限らず、やりたいと思ったことには行動してほしいと思います。

ー本日はありがとうございました。

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