Arxcs Magazine Vol.146「サッカーで得た物を社会で活かす」

【名前】本間 洋平 
【経歴】北海道コンサドーレ札幌U18→東洋大学

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

高校卒業後にプロになれなかったらサッカーをやめようと考えていました。

結果、コンサドーレのトップに昇格することができませんでした。

なので、サッカーをやめようと思っていたのですが、両親と相談をして大学でもサッカーを続けることに決めました。

ですが、それを決めた時期が夏だったので、既に行ける大学があまりありませんでした。

そんな中、最後の夏のクラブユースを戦っている時に東洋大学の監督さんからオファーを頂き、東洋大学でサッカーを続けることを決めました。

元々は大学サッカーを続けようとは思っていなかったのが正直なところです。

-東洋大学を選んだ経緯を教えてください。

プロになれなかったらやめると考えていたので、大学サッカーのことを調べていませんでした。

何校からかはオファーがあったもののプロになれるという自信があったので全て断りました。

ですが、プロになれないという話を聞いた時には、夏だったので、どこの大学も既に締め切っていました。

そんな中、最後の夏のクラブユースを戦っている時に東洋大学の監督さんからオファーを頂きました。

東洋大学からしかオファーがなかったので東洋大学に進学することを決めました。

本人提供

大学サッカーについて

-入学してからのギャップはありましたか?

入学時がちょうどコロナの時期と被っていて、活動が遅くなりました。

監督もオファーをくれた監督とは変わっていました。

それでも、特に大きなギャップを感じたことはありませんでした。

-コロナ禍の生活で変化したこと、対応したことはありますか?

部活も学校もなかったので、1人暮らしをせずにずっと実家にいました。

その時期には、高校ではあまり取り組まなかった筋トレなどにも取り組み、食事も増やして体重を増量させていました。

-チームに合流した時、自身に変化などはありましたか?

サッカーをしていたころに比べて動く量、走れる距離などは減っているなと感じました。

半年程、ちゃんとした練習をしていなかったので、体の重さを感じました。

でも、筋トレなどに取り組んできたのは良かったと思います。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

ユースと比べて、プレースピードは速いと感じました。

そこにはなれもあると思うんですけど、球際などの個人で戦うところの意識は変わったと感じます。

-変わったきっかけなどはありますか?

中学、高校では一度も控えになる経験をしたことがなく、基本的にずっと試合に出続けていました。

しかし、大学に入って初めて1、2、3年生と完全なスタメンではない状態でシーズンを過ごしました。

その経験は、自分の中で初めての苦しい思いでした。この経験はかなり大きかったと思います。

-主将になった経緯を教えてください。

小中高とずっと主将を務めてきました。

なので、大学でもやろうという思いがありました。

数人からの推薦もありましたが、自分で立候補して主将になりました。

-主将になってからの難しさ、苦しいことはありますか?

自分の代は静かな学年だと思います。

なので、練習の雰囲気が静かだなと感じることが多いです。

1つ上の先輩がいたころは、主将じゃなくても盛り上げてくれる人が多くいました。

その練習の雰囲気や、チームが勝ててないときの雰囲気を自分がどうにかしないと、という思いが強く、そこが難しいところだと思います。

-主将としてチャレンジしていることはありますか?

練習中、常に声を出すことは続けています。

-今まで主将を務めてきて、成長しているところはありますか?

色々な場面でキャプテンをお願いされることが多かったですが、あまり緊張して話すことも少なくなりました。

その人前で話すところは強みとして、就活などでも役に立ちました。

試合の時も審判とコミュニケーションを取ったりなど、人として成長できたと思います。

大学サッカーの良さや魅力を教えてください。

関東リーグだと毎試合のようにプロのスカウトが来ていて、実際、1,2試合でチャンスを得てそれを掴む人がいます。

プロと比べて技術的な部分は劣ると思いますが、その分フィジカル的な部分では上回っていると思います。

そんな環境でプロに内定している選手やレベルの高い選手とサッカーができるというのはすごく魅力的だと思います。

本人提供

これからについて

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

普通の大学生と比べて、授業もあって、1番大切にしている部活があって、忙しいとは思います。

それでも、大学生は自分の時間が多いと思うので、他の人と差をつけることができます。

なので、毎日を無駄にせず、大切に生活してほしいと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2023年7月28日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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