Arxcs Magazine Vol.109 「ユースから大学へ。環境の変化」

【名前】志賀 一允
【経歴】栗の実SC(柏レイソルu-12)→柏レイソルu-15→柏レイソルu-18→東京国際大学

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

大学を選んだ理由は「環境」と「キーパーコーチ」の2つがあります。

まず環境のところで言うと、グラウンドが3つあったり、サッカー部専用のジムがあったりするので、グラウンドが使えないということがなく、いつでも練習できるというところがあとてもいいなと思いました。

次にキーパーコーチの部分では、「何を意図してプレーしたか」というところを色々聞いてくれる方で、プレーした時に考えていたことを整理することで、正しい状況判断やプレーの優先順位など、頭の中の整理が上手くされると練習参加時に感じました。

このコーチに教われば成長することができると感じました。

そして、いろいろ話していき、このコーチのもとで練習できたら上手くなれると思い、決めました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

1年の時からTOPチームで、コロナの期間もTOPチームだけジムが使えたりしたので、優遇されているなと感じ、思っていたよりもいい環境だなと思いました。

ー入部して成長を感じたことはありますか?

高校から大学になって、戦い方も変わってきて、個人に求められるプレーも変わりました。

ユースであったらパスをつないでいくところが求められていたのに対して、大学ではキックの精度とクロスの対応を特に求められました。

なので、クロスの対応は苦手で苦労しましたが、ずっと練習したことによって、今でもミスはありますが最初よりもステップやポジショニング、判断のところが段違いに良くなりました。

ー役職について。

昨年から、セットプレー班として選手主体で分析をするというのをしています。

4人のメンバーで試合の振り返りの映像と次の相手の試合の分析をした映像をチームに共有して話し合ったりしています。

その中でも、攻撃のセットプレーが動きのタイミングが合わなかったりして点につながらないという難しさがあります。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

プロとは違い、いくらでも失敗できることだと思います。

プロは1・2年目で結果を残さないといけないのに対して、大学は4年間は所属できるので、特に1・2年の時にはどんどん挑戦して失敗できるというのが大学の魅力だと思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

今はプロになることが目標なのでオファーがきたらなと思っています。

さらに、オリンピック世代ということで、オリンピックにも出たいと思っています。

また、プロになった後にはドイツに行きたいという思いもあります。

もし、プロになれなかったとしてもサッカーはJ・JFLがダメでも社会人で続けていきたいと思っています。

しかし、現状は試合に出れていないので、まずは試合に出ることが近い目標です。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

もちろんプロになることも幸せなことですが、それ以前にプロを目指してサッカーができることが当たり前ではなく、幸せなことだと思います。

なので、サッカーのためにつかう時間や熱量があるなら、毎日出し切って欲しいと思います。

やり切ることでプロになれなくても諦めがつくし、人生において大切なことが得られると思うので、サッカーが出来ることに感謝して毎日やり切れるようにお互い頑張りましょう。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2023年5月17日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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