Arxcs Magazine Vol.070「必ず関東一部昇格
そしてジェフに戻る」

【名前】本吉利安
【経歴】ジェフユナイテッド市原・千葉U 18→駒澤大学
【部内での役割】副将

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

高校時代はプロを目指してやってきました。

しかし、プロという夢を持っていましたが、今ほど本気で目指してはいませんでした。

正直プロは無理だなと、思い込んでいました。

それでも、心のどこかにプロになりたいという思いがありました。

サッカーを続けるとなった時、大学サッカーを考えたんですけど、どこにいきたいというのも特にありませんでした。

でも、プロになるためには関東1部でやりたいという思いが強かったです。

なので、関東1部の大学を探していた時、ジェフ千葉のつながりで駒澤大学のスタッフがいました。

そこから声をかけていただいて、練習参加をしました。

戦術も自分に合っていると思ったので、すぐに駒澤に行くと決めました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

駒澤大学には2つ上の兄がいて、走るっていうのは聞いていたのですが、予想以上に走りがきつかったです。

走った後にサッカーをするんですけど、まずは高校と大学サッカーはレベルが違いすぎて、強度も格段に上がりました。

初めはそこについていけませんでした。

そこが本当につらかったですね。

-辛かった経験を克服したきっかけはありますか?

試合に出るためには走れる選手じゃないといけないと言われていたので、まずは走りを克服しようと考えました。

練習後にも走ったり、前の人になにがなんでもついていくとか、そういうことをしてました。

サッカーの部分では、慣れていくと思っていたので、走りの部分を克服していきました。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

人間性の部分が一番成長できたかなと思います。

監督が人間性を中心に指導することが多く、ミーティングでもサッカーのことはほとんど言わずに、人間的教育をしています。

例えば、親への感謝や、学校を使わせてもらっている中で、施設を管理してくれている方への感謝など、そういった当たり前のことを再確認させられます。

そういう人がいるからこそサッカーができている、自分一人じゃサッカーができないというのを教えていただいてます。

サッカーの部分で言うと、ジェフユースの時はぬるかったなと今思うと感じます。

大学に来て無理してでも頑張るとか、今まで届かなかったボールが一歩踏ん張れることで届いたりとか、そういう諦めない気持ちを持つことで、プレーの幅が広がったなと感じます。

-副将になった経緯を教えてください。

駒澤は学生主体で、スタッフが決めたりとかはあまりないので、選手同士で話し合って決めています。

その中で、新4年生が話し合った結果、自分が副キャプテン候補に入っていました。

最終的には立候補して、みんなが賛成してくれたのでなりました。

-どんな副将になりたいですか?

今まで以上に後輩とコミュニケーションを取ろうとしてます。

なぜかというと、自分が1年生の時に、先輩から声をかけてくれたり、気にしてくれてたのが嬉しくて、頑張ろうと思えた時がありました。

走りに関してはあまり得意ではないので言えないんですけど、サッカー面では味方に怒るとかではなくて、褒めたり、ポジティブな声をかけています。

なので、後輩に寄り添うというのを意識しています。

目標としては、関東2部優勝、一部昇格が絶対というのと、インカレの出場権を獲得するために総理大臣杯優勝を目標にしています。

あとは天皇杯の本選に出場して、Jリーグのチームを倒すのを目標にしています。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

高卒でプロになれなくても、大学サッカーに行くことで、プロに近いクオリティや強度を体験できることです。

自分が本気でプロを目指しているならとても良い環境だと思います。

大学サッカーはプロになるためにはいいステップアップできる場所だと思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

大学2年生の時にプロになるのは難しいと突き付けられました。

そう思っている時、総理大臣杯があったんです。

その準決勝のPK戦で自分が外して負けてしまって、それが今までの人生で一番悔しい経験でした。

それがあって、自分はサッカーが好きでやめられないんだなって思いました。

プロになって活躍したいと本気で思うようになって、そこからプロという夢は、今までより本気で思うようになりました。

今までジェフでプレーしていたので、ジェフでプレーすることを目標にしています。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

プロを目指す、目指さないにおいても、本気で仲間と一緒にサッカーに取り組んでいれば、後悔することはないと思います。

大学4年間が一生の思い出になるように自分もしたいと思っていますし、みんなもそうなればいいなと思います。

ここまでサッカーを続けている人は少ないと思うので、ここまでサッカーを続けていることに誇りを持ってほしいです。

夢に向かってサッカーに取り組んでいければ楽しい4年間になるのかなと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年12月8日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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