Arxcs Magazine Vol.068「高レベルだからこそ苦手を自信に変える」

【名前】藤井海和
【経歴】流通経済大学柏高校→流通経済大学
【実績】日本高校選抜(2020年)U-23日本代表(2022年)U-20全日本大学選抜(2023年)

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

当時、Jリーグのチームに練習参加させてもらったんですけど、このままJのチームに行っても、試合に出れないのは確実だとレベルの差を実感しました。

試合に出れなかったら下のカテゴリーにレンタル移籍すると思うんですけど、レンタルされたときに、そのままその環境で埋もれるとも感じました。

それなら、今プロに行くより、大学に行ったほうがいいなと考え、大学サッカーへの進学を決断しました。

-流通経済大学に進学した経緯を教えてください。

高校は流通経済大柏にいたので、監督は自分のことを知ってくれていました。

自分が1年生で入った時、宮本優太選手だったり、菊池泰智選手などの実力がある選手がいるのを知っていて、J2よりレベルが高いくらいのところでやれると思いました。

その4年生がいたから流経大にしたと思います。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

高校時代は上下関係があったんですけど、大学に入るとそんなことなくて、みんな優しく、上下関係が厳しくないのを一番感じました。

流経大は環境が良いので、これならプロになれるというのを感じたし、自分が思っていた以上にレベルが高いなというギャップがありました。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

4年生がいて、いろんな話をしたり、アドバイスをもらったりしてて、苦手だったプレーが自信をもってできるようになりました。

高校の時にわからなかったプレーが大学になってから分かるようにもなりました。

-チーム、個人で大切にしていることはありますか?

監督は、大学はサッカーをするだけじゃない場所とよく言います。

授業に出るとかはあたりまえだし、部内では係がたくさんあって、そういうことをやってチームを支えたり、チームの一員になるというのを流経大は大事にしています。

カテゴリーが分かれると、人数が多い分あまり関わりが無い人が出て来てしまいます。

その時に係で会話ができ、みんなが仲が良くなれるので、そこが流経大の良いところだと思います。

あとは、カテゴリーの入れ替えも頻繁にあるので、競争の部分も良いところだと思います。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

大学サッカーはJ2くらいのレベルにあるんじゃないかなと思っています。

毎試合面白い試合が見れると思うし、プロになるような選手がたくさんいるのが大学リーグです。

特に関東はレベルが高いと思うので、レベルが高いリーグでやれることが自分の成長になると思いますし、自信にも繋がり、プロになってからでもいつも通りにできるのが大学サッカーの良いところだと思います。

あとは、大学同士でライバル関係にあるチームもあると思いますし、関東リーグになると試合に出ない選手も応援に来て、応援合戦とかもあり、それも魅力だと思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

プロになることが一番の目標です。

その先で言うと、今回のワールドカップを見て、ワールドカップに出たいという思いも強くなりました。

あとは、Jリーグにとどまらず、海外でも勝負がしたいと思うようになりました。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

大学でもサッカーをやっているということは、それだけ真剣だと思うし、大学でサッカーをやれるというのは親の支えがあるからだと思います。

なのでやるなら4年間やり通してほしいと思います。

途中で夢を諦める選手もいると思いますけど、それでも4年間は投げ出さずにサッカーをやり続けるというのが親孝行になると思います。

親孝行をしてほしいと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年12月9日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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