Arxcs Magazine Vol.052「学生が最後の勝負。」

【名前】有留奎斗
【経歴】四日市中央工業→日本大学
【部内での役割】寮長、学生幹部

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

僕は、高校卒業してプロのオファーがありませんでした。

なので、必然と大学サッカーを経由してプロサッカー選手になろうと思いました。

あとは、単純に高校でサッカーをやめることが出来ませんでした。

プロサッカー選手になるという目標を達成するために、大学でサッカーを続けようと決断しました。

-日本大学を選んだきっかけを教えてください。

一番の理由は、先輩がいたということが大きいですね。

僕は、四中工出身なんですけど、日大と四中工は繋がりがあって、進学している先輩も実際に多数います。

また、日大のサッカーのスタイルもキーパーから丁寧に繋いでボール保持しながら攻めるサッカーで、自分はそのスタイルに合ってると思いました。

そして、練習参加後、監督さんから声をかけてもらえたので日本大学に決めました。

本人提供

大学サッカーについて

-入学してからのギャップはありましたか?

関東に出てきて、とてもレベルが高いと思いました。

ただそんな中でも、自分でいくらでも成長できるとポジティブにマインドを変換しました。

というのも、大学生になって、自分一人の時間が多くなり、同時に考える時間も多くなりました。

だからこそ、自分の時間を効率的に使うことができれば、うまくなれる環境であるなと考えましたね。

そして、日大は施設も整っていて、筋トレや自主練ができる環境は全部整っています。

あとは自分次第ですし、自分がどんな人になりたいかを考え、理想とのギャップをしっかり再認識することが出来ました。

-入部して成長を感じたことはありますか?

自分に厳しくなれたところですね。

練習時間は早朝なので、9時以降からは自由な時間ができます。

その短い時間をサッカーに熱量を注げ、100%で行うことを意識していますし、できていると思います。

高校生の時は、一番チームで頑張って、プレーでチームを引っ張っていましたが、大学入ってからは魅せ方以前に、レベルが高い中で自分がどれだけやれるというマインドに変わりました。

この、「やんなきゃいけない」と思えるからこそ、自分に対してベクトルを向けてサッカーに取り組めるようになりました。

-今までの活動で得られたことはありますか?

そうですね。

僕は1年生のころからトップチームにいて、2年生が終わるまで試合に出てるキーパーはずっと大学1年生から試合に出てる先輩で、その人がチームの大黒柱でした。

自分が試合に出るというのは難しいと思っていましたが、諦めずにその人の背中を見て、頑張れました。

3年になってからは、自分か1つ上の先輩が試合に絡むだろうとみんな思っていましたが、1年生のキーパーでU19の日本代表の選手が入ってきて、関東リーグの試合で2節目からはその子が出るっていう状況になりました。

なので、今までと同じサブのままです。

しかし、今も変わらず、自分はプロになるっていう夢がぶれないからこそ、試合に出ているのが代表だとしても、その子を抜けばプロになれるっていう考え方になりました。

そうやって、ポジティブに考えられるようになったことは、大学に入ってから得られたことですね。

もう一つは、キーパーは中々スタメンが変わらないので、どうしても1、2年生の時は「チームが負けないかな」とかって思ってました。

でも、今は全く考えなくなりました。

チームが勝つためにって考えるようになり、自分でも驚くほど思考が変わったんですよね。

そういった経験をしたからこそ、自分にベクトルが向けられるようになったのも得られたことですね。

-マインドが変わった要因は何ですか?

一番の要因は、ライバルの活躍がきっかけですね。

友人も大学サッカーをやっていて、その子は1年生の終わりから試合に絡めるようになるのを、間近で見てきました。

自分は試合に出られなくて、悔しいとか絶対俺が出たほうがいいとか思う時もありました。

でも、友人と戦うという夢があるからこそ、叶えるためには今のままじゃダメだと思います。

変わらなきゃいけないのは、どんな時も自分なんですよね。

そこから意識が変わり始めました。

他大学で活躍しているライバルの影響により、当然焦りを感じますが、とても刺激になっています。

-大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。

全部自分次第ってところですね。

努力できる環境も時間もあります。

その中でサッカーに注ぐ時間があるというのは、大学サッカーの良さだと思います。

あとは、大卒でプロで活躍してる人も多いところです。

部員はそれぞれの高校の主力選手達なので、高校よりも圧倒的にレベルが高いです。

それも良さだと思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

一番はプロになることはぶれない夢です。

それが前提にあるうえで誰からも応援される選手になる事です。

やはり、応援されるっていうのはスポーツをするうえで醍醐味というか、応援されたいし、応援してくれる人に感動を与えたり、、勇気を与えたりしたいです。

だからこそ、人間性も大事になりますし、プロを引退した時に何をするかってなった時も、人間性が大切になってくると思います。

僕自身は、一生サッカーに携わっていきたいと思っているので、そう考えると誰からも応援される選手が必須になると思っています。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

みんなこれまでスポーツを続けてきて、いろいろな思いがある中で、学生スポーツ最後の夢に向かっての勝負の時間だと思います。

時間を無駄にせずに、100%を出してほしいです。

後悔はするかもしれないですが、自分がやり切ったって思えるような時間を過ごして、みんなでスポーツを盛り上げていけたらと思います。

ー本日はありがとうございました。

よく読まれている記事

体育学生の9割がきづけていない!?「就活」までの"3ステップ"

就活を控えている体育会学生に向けた記事です。就活やキャリア設計に失敗しないための学びを記事にしました。こんな学生にオススメです。

  • 大学3年生になり、就活を考え始めている
  • 就活始めたけど、何から取り組めばいいかわからない
  • 将来のやりたいことが見えない1〜2年生