Arxcs Magazine Vol.041「全ては”サッカーのために”行動する」

【名前】川上康平
【経歴】JFAアカデミー福島u18→東洋大学体育会サッカー部

高校時代について

ー大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

そうですね。

まず、自分には高校時代に実績が特にありませんでした。

なので、高卒で直接プロに行けるレベルではないことは理解していました。

プロを目指すなら大学を経由し、プロを目指すしかないと思っていたので大学でサッカーを続けようと思いました。

ー東洋大学に進学した経緯について教えてください。

そうですね。

最初はどの大学に行こうか、全く候補がありませんでした。

そのとき、東洋にいる一つ上の先輩からいろいろ情報を聞きました。

東洋大学は、大宮アルディージャと提携していたり、キーパーコーチがいるという話を聞いて、プロに行くためにいい環境だと感じ、東洋大学に決めました。

本人提供

大学サッカーについて

ー大学入学後のギャップはありましたか?

僕たちは、コロナ初期の大変な時期に入学したので、今まで通りの練習が全くできませんでした。

実際に入学が決まってからも、練習に参加する予定だったんですが、結果的に2回しか行えず、その後も新入生だけ練習も中止になってしまいました。

その時期がとにかく辛くて、「大学サッカーってどんな感じなんだろう」という不安な思いが強かったですね。

さらにコロナの影響で、東洋大学ではケータリングもあったのですが今もない状況です。

結局、自炊しないといけなくなってしまったので、思った環境でできないことは想像していた大学生活とはギャップがありました。

ー入部して成長を感じたことはありますか?

今までも考えてプレーしてたのですが、もっと考えるようになりました。

ポジショニングやステップなど、細かいところまでこだわるようになりました。

僕は得意な左足だけでプレーをしてきて、中高時代からもよく「両足を使え」とコーチから言われてきました。

しかし、大学サッカーでは自分の強みを生かして、「左足でプレーできるポジショニングをとれ」と言われてすごく驚きました。

最初は苦戦しましたが、今では自信をもってプレーできるようになったし、考え方でプレーが変わるということがわかりました。

大学に入って、固定概念が崩されたのは良い刺激になりました。

ー大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。

高校よりレベルが高いというのは魅力だと思います。

普段試合する相手の中には、J内定の選手がいたり、その高いレベルで真剣勝負ができるのは自分の成長に繋がります。

しかし、注目度は高校のほうが高く、大学サッカーは注目度が低いのが現状です。

それでも、今では高卒より大卒をとるほうが多いし、プロ蹴ってでも大学に行く人が多いです。

それだけ、大学サッカーという環境は価値があると思います。

本人提供

これからについて

ー卒業後のキャリアについて教えてください。

プロになるのが目標です。

将来のことについて考えなければいけないですが、今は頭に入れてないです。

プロを目指すなら、「全部捨ててでも」という覚悟をもって目指さなきゃいけないと思っています。

だからこそ、どうなってもいいからとりあえず納得がいくまで、プロを目指そうと思っています。

仮に声がかからなかったら、またそこから何かを探せばいいと思ってます。

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

そうですね。

他の大学生と比べて自由な時間が無いと思いますが、やっぱり自分が好きなことができているのは幸せなことだと思います。

時に苦しくて嫌なこともありますし、僕はコロナでサッカーができないときに、やっぱり自分にはサッカーしかないと思いました。

だからこそ、その気持ちを忘れずに、思う存分取り組んで欲しいと思います。

また、ケガを経験して感じたことは、怪我を防ぐためにもっとできることがあったんじゃないか、ということです。

普段の生活は、”サッカーのために”と考えて行動しなければ結果はついてきません。

後悔を無くすために、全てにおいてサッカーに繋がることは一生懸命やったほうがいいと伝えたいです。

ー本日はありがとうございました。

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