Arxcs Magazine Vol.153「何かに打ち込む経験は貴重」

【名前】仁科 星哉
【経歴】ヴィッセル神戸u18→駒澤大学

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

高校生の頃に神戸のユースにいた頃はトップへの昇格を狙っていたのですが、それが難しくて大学サッカーを考え始めました。

大学は関東リーグでやっていて学力も比較的高いところにいきたいと思っていたので、駒沢に行くことにしました。

本人提供

大学サッカーについて

-入学してからのギャップはありましたか?

一番はサッカーのスタイルの違いですね。駒沢は縦に早くて人もボールも動くようなサッカーのスタイルですが、ヴィッセルにいたときはじぶんたちでボールを保持して作るサッカーだったので、そういう変化はありました。

-そのギャップにどのように対応しましたか?

僕はユースの頃から上手い人たちにたくさん囲まれてサッカーをしてきたので、うまさでは勝てないと感じていて、またプロを目指す上で走力の部分は自分は絶対避けて通れないと思っていたので、走力はかなり意識して取り組んでいました。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

やっぱり意識して取り組んできた分、走力の部分は成長しているなと感じます。相手に走り負けてるという感覚はほとんど感じなくなったので、少しずつ成長できているなと感じています。

-成長を通じた変化はありますか?

Bチームに自分が落ちてしまったときに、プロを目指してサッカーをしているのにこんな状況でいいのかと考えた時期があり、その時期を通じて自分がプロになるためには何をするべきなのかを考えるようになり、考え方が変わったと感じています。

-駒澤大学の良さを教えてください。

パスの成功回数やドリブルの成功回数で結果が決まるわけではないので、そういった意味で駒沢のサッカーは結果にこだわるサッカーをしているなと思います。縦に早くゴールから近い距離でプレーする時間が多かったり、走力を求められる部分は魅力的なところだなと感じています。

-その強みは今後どう生かされると思いますか?

できることをちゃんとやる、サボらない、というのは監督によく言われていて、その部分はサッカーはもちろんですが、人間性の部分にも影響すると思っています。守備で戻れるのに戻らない。攻撃に行けるのに行かない。そういう自分への甘さは意識的に無くしているので、これらの意識は普段の生活にも生きてくると思っています。

-意識して変わったことはありますか?

一番はきつい時の一歩が自分で出せるようになったことです。

今まではきつい時の一歩が出せず、諦めてしまうことが多かったのですが、きついときに頑張れるかどうかで見える景色は変わってくるとスタッフの方々にもよく言われているので、諦めたくなったときにあともう一歩出せるようになったことは変わった部分だと思います。

-大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

学生が主体になって運営が行われているところですね。

大学サッカーは基本的に学生たちが自分で運営を行っているので、運営する側の気持ちもわかるようになって、サッカーができることが当たり前じゃないんだと感じる機会が多くなったと思っています。これは高校生の頃にはわからない感覚だったのでこの点は魅力的だなと感じます。

これからについて

本人提供

-今後のキャリアについて教えてください。

サッカー部として1部昇格を目指しているので、まずはその昇格にしっかり貢献すること。そしてそこに個人としての結果もしっかりとこだわることで、目標であるプロに近づけられたらと思っています。

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

大学でスポーツに打ち込む経験は非常に貴重で、今後そういう経験をする機会はないので、時間を大切に取り組んでもらえたらいいなと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2023年8月23日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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