Arxcs Magazine Vol.093「目標からの逆算で考える」

【名前】森 璃太
【経歴】早稲田大学蹴球部

早稲田大学蹴球部について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

 もともと高卒でプロサッカー選手になりたい夢を描いていましたが、プロになれないことが分かって大学へ進学しようと考えました。せっかく進学するのであれば学業とサッカーの両立がしたいと思いがあり、当時の監督などに相談した結果、早稲田を選び、大学で学業とサッカーを頑張りながらプロを目指す道を選択しました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

これまでクラブチームでしかやってこなかったので部活動ということ自体ギャップを感じましたね。クラブチームではサッカーの能力だけに特化した環境で育ってきましたが、部活動ではピッチ外での部分を求められることが多くサッカー以外で自分の価値を磨かないといけない部分に難しさを感じることがありました。

ー難しさを感じる中でこれまでと変えたことはありますか?

早稲田は、入部テストと仮入部期間があります。仮入部期間は、ほとんど試合に出ていないこともあってピッチ外でどのように貢献していくかが本当に見られていました。その期間は、練習の雰囲気だったり気配りなど周りを感じとる力を養いましたし、周りが求めていることはなんだろうって常に考えるようになったと思います。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

サッカー以外の部分で成長できましたね。部活動に入ってマネージャーが水を汲んでくれたり、様々な人が運営に関わっていることに気づけました。周囲の方々との繋がりだったり「感謝」の部分に気づけたことは大きな成長だと思います。

ーデンソーカップや選抜を通して感じたことをどのように生かしていきたいですか?

結果が選手の価値を決めるというのをデンソーカップで強く感じました。やはり結果を残せる選手だったり、チームの勝利に貢献できる選手が1番評価されますし、いくら上手くてもチームの結果が出ていないと評価されにくいと思います。個人の結果やアシストも大事ですがチームを勝たせられる選手になりたいと思いますし、デンソーカップを通して感じたことをチームに還元したいなと思っています。

どのようにしてチームに還元していきたいですか?

選抜では強度だったりプレーの質の基準が高かったです。その高い基準を自分がチーム内で示し続けることが1番だと思っています。高い基準をチーム内で共有できれば必然的に勝てるチームになると思うので。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

大学サッカーは、自分次第で自分の可能性をどこまでも広げられることが1番魅力だと思っています。もちろん学業もありますが、プロになりたいという目標が4年後にあるのであれば、それまでの時間を自分次第で使うことができますし、どれだけ自分に時間を使うかでその夢に近づけるチャンスがあると思っています。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

大学卒業後はプロサッカー選手になることが1番の目標で、プロの道で活躍することを目指しています。その先の夢としてはJ1で活躍し、海外でプレーしたいと考えています。そして、日本代表に入って活躍したいというのが最終的な目標です。そのためにも大卒でJ1の舞台に立たないとその道は見えてこないと思うのでしっかりと夢に向かって頑張りたいです。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

自分次第でどこまでを夢を目指せますし、自分が目指したいなりたい理想像を考えることもできます。自分の可能性を1%でも広げるためにどれだけ自分に対してストイックになれるかであったり、将来までを逆算して生活できるかがとても重要になってくると思います。時間を無駄にしないで自分の夢・目標をブラさずに諦めなければ夢に近づけると思うので今この瞬間を大事に生きることが大学生活では大事かなと思っています。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年3月15日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

よく読まれている記事

体育学生の9割がきづけていない!?「就活」までの"3ステップ"

就活を控えている体育会学生に向けた記事です。就活やキャリア設計に失敗しないための学びを記事にしました。こんな学生にオススメです。

  • 大学3年生になり、就活を考え始めている
  • 就活始めたけど、何から取り組めばいいかわからない
  • 将来のやりたいことが見えない1〜2年生