【名前】横田峻希
【経歴】FC東京U-18→仙台大学
高校時代について
-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。
僕はFC東京U18に所属していました。
そして、そのままトップチームに昇格することを目指していました。
しかし、自分は昇格が叶わず、チームメイトが昇格してプロになっていくのを見て、「ここで諦めてられない」と思い、大学進学を決意しました。
-仙台大学を選んだ理由を教えてください。
自分がどこに進学するか考える中で、環境や先輩の声、練習参加を通して、プロになるために1番近いなと感じたからです。
あと、今まで1人暮らしをしたことがなく、地方に行き、違う環境に飛び込むのも面白いと思って仙台大学に決めました。
大学サッカーについて
-入学してからのギャップはありましたか?
ユースはすごく恵まれた環境だったので、サッカーをする環境の違いにギャップを感じました。
例えば、練習にキーパーコーチやトレーナーがいたのですが、大学に入るといなくて、ケガをしたら自分でケアをしたり、リハビリやテーピングも自分でしなければいけません。
怪我から復帰までも、全部自分でコントロールしないといけません。
なので、これらの主体性という部分でJクラブと大学のギャップがあるなと感じました。
-入部して成長を感じたことはありますか?
そうですね。
主体性を求められて、自ら考えて行動しないといけない環境になったので、考えて行動する力は成長できたと思います。
例えば、入学前から大学生の間に海外に留学しようというのを考えてたんですけど、コロナ禍ということもあり、準備が進みませんでした。
それでも、今年の2月に行くことができて、自分がやりたいことを計画し、実行できたというのは成長できた部分だと思います。
-留学した経緯について教えてください。
オフシーズンの間にスペインに約1か月留学に行きました。
目的としては、海外でサッカー選手として挑戦してみたいと考えたからです。
また、サッカーで留学できるチャンスがあるのは、学生の間だと感じたことも大きいです。
-留学して良かったこと、大変だったことを教えてください。
留学してわかったのは、サッカーの技術面に関して言えば、海外でも劣らないなと感じました。
しかし、唯一壁を感じたのは言語の部分でした。
生活するにしても、サッカーするにしても、必ず言語の壁はあり苦労しましたね。
喋れないってだけで、練習に入れてないという感覚があって、自分をアピールできませんでした。
通用しないわけでは無いんですけど、その部分で大きな壁を感じました。
-大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。
主体性がすごく大切なので、自分が主体的に行動すればするほど、経験できることが増えるのが魅力だなと思います。
例えば、僕の留学の経験もそうですけど、自分が何をしたいのかを明確にし、そのための計画を自ら練って行動に移すことで、本当に良い経験ができました。
他にも、アルバイトでお金を稼いだり、学びたいことがあったら、大学の授業で学ぶことができたり、自分の行動次第でいろんな経験ができるのが魅力だと思います。
これからについて
-今後のキャリアについて教えてください。
今考えているのは、どんな形でもいいのでプロサッカー選手になりたいと思っています。
それでも、プロになるのはかなり難しいことだと思っているので、なれなかったことの場合も考えて、今教員免許を取るのも同時にやっています。
第1にプロになることを考えて、それが叶わなかったときのために、視野が広がるような準備をしています。
-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。
サッカー推薦で入る人が多いと思うんですけど、サッカーをしているだけではいけないと思います。
勉強であったり、アルバイトだったり、留学であったり、学生にしかできない事があるはずです。
そういったことも含め、多くの経験をして、チャレンジし続けてください。
視野を広げて、ひと回り大きい人間に成長してほしいなと思います。
ー本日はありがとうございました。