【名前】舌古圭佑
【経歴】名古屋グランパスU18→東海学園大学
高校時代について
-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。
僕はもともと、名古屋グランパスの下部組織出身でした。
なので、高卒でプロになることを目指し、グランパスに入って、中学、高校とお世話になりました。
ただ、高校3年生になる前の3月に、膝を怪我をして手術しました。
全治6ヶ月と告げられ、高卒プロはその時点では難しいと判断し、大学からプロに行こうと決意しました。
-東海学園大学を選んだきっかけを教えてください。
本音で言うと、関東の大学に行きたくて、怪我が治ってから関東の大学の練習会に参加しました。
しかし、治ってすぐ練習会に参加したこともあり、コンディションは最悪で、当然声がかかることはありませんでした。
ただ、そんな中でも東海学園の安原さんから声をかけていただき、東海学園に行こうと決めました。
大学サッカーについて
-入学してギャップはありましたか?
ありましたね。
東学のサッカーは、ボールを保持するサッカーで、ユースでもそういったトレーニングをしてきたのですが、大学に入るともう1段階レベルが上がっていて苦労しました。
僕が1年生の頃は、児玉 駿斗くん(現 徳島ヴォルティス)がいて、練習とか見ていても1人別格でした。
レベルが上がった中で練習することは、刺激的な一方で、自分がまだまだというギャップを感じました。
生活面に関しては、入学当初は授業を自分で選ばないといけないということに、戸惑いを感じましたね。
自由な時間が多い中で、サッカーとのバランスを調整するのに苦労しました。
-入部して成長を感じたことはありますか?
1年生の時に、先輩の怪我もあり、開幕戦から試合に出場させてもらったことです。
先輩に助けてもらいながらではありますが、2年生まで多くの試合に出場させてもらい、とても成長した実感があります。
去年で言えば、全国大会を2回も経験できたことは、とても大きかったですね。
しかし、今年はほとんど出場機会がなかったので、来年に向けて成長しなければいけないと思っています。
-今年出場機会が減ったとのことですか、変えないといけないと思ったきっかけはなんですか?
ユース時代の同期が、関東や関西で試合に出場している姿を見て、変えないといけないと強く思ったことですね。
過去試合に出場できたからといったことは、あまり関係ないので、今を受け止めてやらなければいけません。
そんな中、同期からもらえる刺激というのは、物凄く大きかったです。
また、僕はディフェンスの選手なので、入学当初から体作りには意識していたのですが、もっと意識するようになりました。
だからこそ、常に目標からブレることなく必要なことを淡々とやることが、1番大切だと感じています。
なので、今は来年に向けてより徹底して体作りを行い、結果に結びつけたいです。
-ここまでの3年間で大学サッカーで得られたことはありますか?
全てにおいて、初めてのことが多かったことです。
1年生の時は試合に出ていたのですが、全国大会には出場できなく、2年生の時は2度全国大会に出場できました。
この経験は誰もができるとは思っていなく、経験値という面では周りよりも、大きいのかなと思います。
実績としても、2年生の時に東海学生リーグで最少失点に抑えられたことは、自信に変わりましたね。
この経験が得られたのは、先輩が思い切ってプレーさせてくれたことが大きかったです。
-大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。
各チームにプレースタイルがあり、より強度の高い環境で試合ができることです。
東学であれば、ボールを保持するスタイルや、中京であればフィジカル面に特化しているスタイルです。
それぞれの大学にそれぞれのスタイルがあるので、ものすごくサッカーの幅が大学では広がると思います。
また東学では、大学サッカーはサッカーを研究する場所だと教わっています。
常に研究することで、練習で試行錯誤をする習慣が身につき、ものすごく成長します。
より考えてプレーすることが多くなるので、思考力が身につくのも大学サッカーの良さだと感じますね。
これからについて
-卒業後のキャリアについて教えて下さい。
まず1番は、プロサッカー選手になることです。
例えプロになれなくても、目指し続けたいと思っています。
そして、1番はどんなチームに行っても試合に出場できる選手になることです。
先輩方も試合に出場し、ステップアップしていますし、サッカーにおいて試合に出場しなければ意味がないと思っています。
なので、まずはスタートラインに立てるように目指していきたいです。
-最後に体育会学生にメッセージお願いします。
自分のやりたいことを、全力でやりきって欲しいです。
体育会学生であれば、卒業後多くの人が引退すると思いますが、今全力でできなければ、社会に出ても部活で得た経験を活かすことはできないと思います。
全力でやるからこそ、見えることがあると思いますし、成長したいと思えると思います。
この4年間、どれだけ妥協せずに頑張れるかが、この先の将来に繋がってくると思っています。
だからこそ、今後の人生の糧として、全力で取り組んで欲しいです。
ー本日はありがとうございました。