【名前】斎藤 海里
【経歴】静岡学園高校 ⇨ Iowa Western Community College
大学サッカーについて
ー大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。
日本の大学選びに悩んでいたときに、一つ上の静岡学園の先輩からアメリカ留学の話を聞き、将来の仕事の選択肢を広げるためにも英語を学んでおくべきだと思い、アメリカ留学を選びました。高校3年の4月にはアメリカに行ってみたいと考えるようになり、通訳がいるわけでもない大変な環境の中に、自ら飛び込んでみました。
ー大学に進学した経緯も教えてください。
今後のグローバル社会を見据え、英語を学ぶ必要があると考えたからです。先輩と話し合う中で、この大学は2年制短期大学の中でもトップレベルで、環境が整っていると聞きました。サッカーのレベルも全米優勝を狙える水準であり、そこも大きな決め手となりました。
ー大学入学前に理想の大学生活をどのように描いていましたか?
多くのチームメイトや友達とともに、サッカーや勉強を通して質の高い生活を送れると思っていました。都会に出て、クラスメートと遊ぶこともできると考えていました。サッカーについては、フィジカルが強くても技術はあまり高くないのではないかと思っていました。
ー実際、今の大学生活はどうですか?
入学前に思い描いていた理想とは少し違いましたが、アメリカでの生活には慣れてきました。授業や会話では英語に苦戦することもありますが、毎日がとても充実しています。サッカーではフィジカルだけでなく、技術も高かったです。
ーここまでの大学生活で熱狂した体験はありましたか?
普段の生活からテンションの高いチームメイトに囲まれていて、たわいもない会話でも毎日のように笑わせてもらっています。
また、全米大会で優勝した瞬間は特に印象に残っています。一年生の時は出場できなかった分、二年生の時に優勝を経験できて、これまでの努力が実を結んだと感じ、いっそう熱狂した瞬間でした。

所属大学サッカー部について
ー役職について。
ポジションはミッドフィルダーやサイドバックを担当しています。
ー入部して成長を感じたことはありますか?
英語力はもちろんですが、サッカー面では「適応力」が成長したと思います。多くのポジションでプレーする中で、練習ごとにポジションが変わることも多く、どのポジションに置かれても良いプレーができるように対応する力が身につきました。
ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。
高校サッカーに比べて、よりプロに近い環境やレベルでプレーできることです。実際に、自分たちもアメリカのプロチームと試合をする機会があり、そこが大きな違いだと思います。
ーサッカーでの目標について教えてください。
アメリカでプロになることです。個人的な意見ですが、日本よりアメリカの方がプロになりやすい面もあると感じており、その可能性を考えてこの目標を立てました。アメリカにいることで、自分のプレースタイルをより発揮できると思っています。

これからについて
ー今後のキャリアやビジョンについて教えてください。
まずはプロになることを目指しています。ただし、もしプロになれなくても仕事の選択肢が狭まらないように英語を学んでおり、将来は英語を使った仕事に就けたらと考えています。
ーキャリアやビジョンを考える上で不安に思ったことや瞬間は?
今までサッカーしかしてこなかったため、サッカーを引退した後、自分に何が残るのかを考えると「何もないな」と感じたことがあります。だからこそ、英語を学んでおくことで将来の幅を広げたいと考えるようになりました。
ー卒業後のキャリアについても聞かせてください。
まずはプロになることを第一に目指しています。ただ、プロの世界が甘くないことも理解しているので、仮にサッカーを辞めたとしても、今学んでいる英語を活かした仕事に就けたらいいなと思っています。
ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。
思うようにいかない日や、悔しい思いをする日を自分自身もたくさん経験してきましたが、その一つひとつの経験が将来の糧となり、財産となり、良い思い出になります。そして、自分自身をより強くしてくれるはずです。自分に合った努力の仕方やペースで、目の前の壁を乗り越えていきましょう。