【名前】上野正騎
【経歴】ロアッソ熊本ユース→駒澤大学
高校時代について
-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。
僕は、高校時代はユースにいました。
プロを目指すのなら大学サッカーを経由してプロになったほうが、引退した後でもセカンドキャリアという面で有利に働くと言われていたので、大学に行くことは考えていました。
なので、大学を経由してプロになるということを決めました。
ー駒澤大学に進学した経緯を教えてください。
高校3年生の初めに大けがをしてしまって、それが夏まで続きました。
大学選びは、夏くらいに練習参加する人が多いと思うんですけど、僕はそれができませんでした。
関東一部の強いところに行こうと思ってましたが、8月の終わりに復帰をしたので、練習参加ができませんでした。
しかし、駒澤大学の関係者の方が、僕が怪我をする前から気にかけてもらえたこともあり、駒澤大学にいくことができました。
とても選べる状況ではなかったので、1部で行けるのはそこしかなかったって感じでしたね。
大学サッカーについて
ユースの時はポゼッションサッカーだったんですけど、駒澤大学はロングボール蹴って走る戦術でした。
正直めっちゃきついし、これで四年間やっていけるのかなと思いました。
でも今は元プロのコーチがいて、その人が中心になって指導をしてくれています。
駒大サッカーは縦に早いサッカーなんですが、本当の意味はただ蹴るだけじゃないということを教わりました。
より細かく落とし込んでくださり、縦に早いサッカーをしたほうがいい理由を教わってからは少しずつ受け入れることができました。
フィジカル的にも最初はきつくて、でも今はそれに慣れてきて、駒大のサッカーのスタイルが自分にフィットしてきたなと感じるようになりました。
-入部して成長を感じたことを教えてください。
サッカー面では、シンプルに走りが多いです。
素走りというよりは、サッカーでのハードワークが多いです。
持久力はなく、入学当初と比べたら今は走れるようになったと実感があります。
僕はスピードが武器で、スピードを生かしたプレーや、1対1など、この能力はユースの時よりも追求していて、少しずつ良くなってきていると思います。
あとは、人間的に駒澤大学は成長すると思っています。
正直、多少理不尽なこと言われたりとかあるんですけど、それはサッカーでも同じです。
不可能なことは求められていませんし、サッカーも結果で大きく変わるので同じだと思っています。
そこで、ふてくされて終わるんじゃなくて、「なにくそ」って思って、反骨心をもって、取り組む姿勢が大切だと思います。
僕は、自分にベクトルを向けて、何ができるかを考えられるようになりましたね。
-大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。
学生主体で試合の運営をしているところだと思います。
プロと違う部分は仲間のため、チームのために頑張るという部分は良さだと思っています。
部活動を経験したのも大学が初めてなので、高校サッカーはよくわからないですけど、部活をみんなでやっているという感じがすごいあります。
そういう仲間のためにというのがいいところかなと思います。
-駒澤大学ならではという取り組みはありますか?
駒澤大学は人間性を重視しています。
監督からは、サッカーの戦術や技術面というよりか、仲間のために走ることが出来るかという部分などを強く要求されます。
駒大サッカーは走らなければ成り立ちません。
その中で、きつかったり、無理だと思うことでさぼりがちになると思います。
しかし、仲間が裏に蹴ってくれたボールだから、仲間がつないでくれたボールだから最後まであきらめないというのがあります。
受け入れてやったら、すごく大切な部分だなと感じました。
それは駒大に来たから分かったことで、他の大学では得られなかったと思います。
これからについて
-今後のキャリアについて教えてください。
僕は、プロになるためにずっとサッカーをやっています。
ちゃんと関東1部の大学にも入学させてもらったし、1年後にはプロ内定もらってるのが絶対だと思っています。
それが、最高の親への恩返しだと思っています。
相澤選手を見習うわけでは無いですけど、追いかけていきたいと思います。
-来シーズンの目標を教えてください。
インカレで日本一になりたいです。
個人的にはチームの中心となって自分がスタメンで活躍したいです。
プロになるためにも、日本一になるためにも自分が活躍しなければいけないと思うので、そこは日々強く思っています。
-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。
大学の体育会は正直とてもきついと思います。
だからこそ、一緒に目標と夢を叶えられるように頑張れたらと思います。
四年間という短い時間で、毎日、長所と課題に向き合うことが大切です。
そこを追求をすることで成長すると思います。
ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年11月22日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)