Arxcs Magazine Vol.051「視野を広げることは”成長”に繋がる。」

【名前】草住晃之介
【経歴】FC東京U-18→東京学芸大学
【部内での役割】主将

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

ユースからトップに上がるっていうのを考えていましたが、それが叶わず、プロになるための選択肢を考えていました。

海外でプレーすることなども選択肢としては考えられると思いますが、僕は学びながら成長することのできる大学サッカーを選びました。

-東京学芸大学に進んだ経緯を教えてください。

そうですね。

僕の中で、大学に行くなら国立大学がいいなと思っていたのと、サッカーをやるだけじゃなくて、勉強もしたいと考えていました。

中学、高校の経験から、指導者や教員など人に教えるっていうのに興味があったんです。

それについて学べる大学はどこかと考えた結果、学芸が選択肢に上がってきました。

本人提供

大学サッカーについて

-入学してからのギャップはありましたか?

学芸には高校時代にある程度高いレベルでサッカーをやってきた選手が他の大学と比べて少ないと思います。

推薦入試で入ったとしても、本当にトップでやっていた選手は少ないです。

なので、トップチームの中でもサッカーの理解や技術の差があり、その他にも、サッカーに対する姿勢や、熱量などのメンタル面でも差があると感じました。

それが高校時代とのギャップでした。

-入部して成長を感じたことはありますか?

伝え方の工夫をするようになりました。

その人に合った伝え方を考えられるようになったと思います。

しかし、実際にその真意が相手に伝わって、意識や行動が変わったかどうかは、多少兆しが見える気もしますが、目に見える変化としてはまだありません

あとは、広く物事を見られるようになってきたかなと思います。

3、4年生になって、下の学年や試合に出られない人がどういう振る舞いをしているのかとか、どんな表情をしているのかな、っていうのを見るようにしています。

練習以外ではそういう選手と話して、どういうことを思っているのかを理解しようとしています。

その他にも、スクールコーチの経験やゼミの授業など、多くの経験での学びを通じて、自分の価値観や視野が広がってきたなと感じています。

-大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。

どこの大学も同じだと思うんですけど、自分たちで考えて行動しなきゃいけないっていうところだと思います。

特に学芸であったり、国立の大学の人から話を聞くと、「自立」っていうキーワードをよく聞きます。

自立できないと強くなれないし、部活として魅力がなくなってしまいます。

なので、それを身に着けられるというか、それを成長できる環境が魅力だと思いますね。

-主将になった経緯について教えてください。

大学に入学した時から、学年の中のまとめ役みたいな位置ではありました。

主将をやる意思があることを他の人に言ったりもしてましたし、他の人も、「晃之介だろ」みたいな感じでした。

最終的に決めるときは学年で投票をしたんですけど、すんなり決まったという感じですね。

今までも中3、高3はずっと副キャプテンをやっていました。

でも、高3の時、プレーも私生活も責任のある行動ができてなかったなと思っていて、大学に入ったら主将になって、行動でも魅せれるようにしたいとは考えていたんです。

なので主将になりたいとは決まる前から思っていました。

-主将という立場の難しさはありますか?

やることが多い、というのは思っていましたけど、今年は昨年以上にサッカーの実力や人間性が未熟な選手がたくさんいます。

そこをどう引き上げるか、どう成長させるかを考えるのが大変でした。

今でも悩んでいます。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

そうですね。

プロになりたいっていうのが第一にあります。

大学入ってから怪我もしてきましたし、プレーし続けるっていうことの大変さを学びました。

それはプロになっても一緒だし、プロになるとケガとか以上にほかの人との競争があります。

大学も競争がなかったわけでは無いですけど、他の大学と比べて競争力は低かったので、プロになって、できるだけ長くプレーできるように努力していきたいなと思っています。

その後のビジョンとしては、指導者をやっていきたいです。

指導者ではなくても、人に教えるのが好きなので、サッカー選手になればサッカーを教えるのが現実的だと思います。

指導者なのか、教員なのかわからないですけど、そういうのに挑戦したいと思ってます。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

そうですね。

色んなことを吸収して、視野を広げるっていうことは常に意識してほしいと思います。

それぞれのスポーツのトップでやってる人はプロを目指しているのはもちろんですし、大学でそのスポーツを最後にしようとしている人、大学で新たなスポーツに挑戦してる人もいると思います。

どのような道であれ、その自分のやってるスポーツ、私生活で、どうしたらうまくいくかとか、自分や自分以外が良くなるためにはなど、それを考えるきっかけが色んなところから学べると思います。

それを吸収するための会話なのか、SNSなのか、読書なのか、なんでもいいんですけど、それが巡り巡って自分の視野を広げて、成長に繋がり結果に繋がると思います。

もちろん絶対ではないです。

それでも、本気で思うことが出来ないと、繋がるものも繋がらないので信じてやってほしいです。

ー本日はありがとうございました。

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