ARJ Magazin Vol.008「他人に何を言われようと、自分を信じろ。」

【名前】星野昴( SUBARU )/ソサイチ選手
【経歴】神奈川大学
Montefioscone(イタリア)
Blackshorts.FC (フットサル)
ソサイチ日本選抜2016スペイン🇪🇸遠征
ソサイチ日本代表2017 ブラジル🇧🇷遠征
エルアグア東京
【実績】
2019年ソサイチ全国大会準優勝
2019年HawaiiCupフットサル全国大会 優勝/2020年ソサイチ全国大会 優勝 ソサイチ全国大会 MVP 受賞/2021年 ソサイチ関東1部リーグ 優勝 関東リーグベスト7(優秀選手賞) 受賞 関東リーグMVP(最優秀選手賞) 受賞 /2021年ソサイチ全国大会 優勝 /2022年ソサイチ全国大会ChampionsCup優勝、全国大会MVP 受賞 /ソサイチ関東1部リーグ 優勝 4連覇
【活動】エルアグア東京 【ELAGUA TOKYO】代表者兼選手

学生時代について

ーサッカーを始めたキッカケを教えてくださ

当時は、 日韓ワールドカップが開催されたということもあり、日本のサッカー熱はとても大きかったです。

その中でも特に有名だったのがベッカム選手でした。

サッカーもまだ始めていないのに、影響を受けロナウドヘアーにもしましたね。

僕が小学4年生の頃にサッカーが爆発的に流行りました。

その時に周りの友達からサッカーやろうって言われて、漠然と始めましたが、一気にのめり込みました。やっぱサッカーは面白いので。

それがサッカーを始めたきっかけでした。

ーサッカー選手を目指したのはいつ頃からでしたか?

大学に進学する前は、Jリーガーになろうと思っていました。

ただ、全く声がかからない現状で、甘くはないなと思いました。

そこで当時大学1年生の時に、作戦を立てました。

3年生までに単位を取り終えて、残り1年を海外で挑戦しようと思いました。

Jリーガーになるために、逆輸型Jリーガーになろうと考えていました。

今では逆輸型は珍しくありませんが、当時はあまりその考え方があまりありませんでした。

そういった経緯もあり、自分が1番挑戦したい国でサッカーをやりたいと思いました。

ブッフォンが好きだったので、ものすごくイタリアという国に憧れがありました。

カテナチオ文化もあったので、そこも学びつつプレーしたいという思いがあって、イタリアを選びました。

大学残り1年で勝負を仕掛けて、Jリーガーを目指しました。

結果的には今のところまだ夢の途中ではあります。

挑戦することを日々の中で常に大切にしています。

ーどのようなことを意識して取り組んでいましたか?

当時は、辛い時やうまくいかない経験がものすごくありました。怪我もしたり、 試合に負けたりなど。

ただ、その中でやっぱり自分自身に負けないことや妥協しないっていうことはとても意識しました。

折れてしまったら、そこで負けちゃいますし、全てが終わってしまうからです。

他人に何を言われようと、自分だけは自分のことを信じ続けました。

途中で気がついたのですが、

結局、人生は自分で決めるものです。

なので、その中でもどれだけ自分自身を信じて前に進むことができるのかが重要になります。

色々な経験の中で、逆境に打ち勝つ力というのは身についたのではないかなと思います。

当時はメンタルトレーニングって言葉がなかったと時代ですが、自然とメンタルは鍛錬されていた気がします。

メンタルトレーニングの中で、たまたまTVをつけたら、本田圭祐選手の特集が組まれていて、考え方や逆境に打ち勝つその姿に感動しました。

今でこそ「ケイスケ・ホンダ」って有名で、ワールドカップ3大会にも出てるすごい人ですが、一時はメディアからたたかれていることもありましたが、彼は気にせず物怖じせずに、平然と挑戦を続けていました。

本当に、すごいことです。

そんな彼でも、決して折れないメンタリティがあり、その中でベクトルが常に自分に向いています。

どんな成功者でも、あくまで評価するのは他人ですけど、決断や行動は自分自身が行うものです。

逆境に持ち勝つ力っていうのは、結局は自分自身を信じ続けた人に訪れる能力かと思います。

ソサイチ界について

-ソサイチ選手の魅力について教えてください。

2つあります。

1つ目がソサイチの魅力と、2つ目がソサイチ選手としての魅力です。

1つ目が7人制なところです。

サッカーは11人だから、合計22人プラス審判を集めなきゃいけません。

かなり広いグラウンドも確保しなきゃいけないですし、手間とお金がものすごくかかってしまいます。

さらに、サッカーは交代が3人~5人までです。なおかつ1人がボール触ってる間、残りの21名は基本的にはフリーとなります。

サッカーは良い部分もあるし、難しい部分もあるんじゃないかって思っています。

交代の制限があるためチームとしてまとまることが難しいです。

日本全体で見ても多いと思います。というのが、 20年近くサッカーをやってきた感想です。

フットサルは、5人で集めやすいです。

ただ、これも良いところと悪いところがあります。

メリットは、とてもおもろいですし、最高に激しいスポーツというところです。

デメリットは体育館シューズというところです。

インドアは、スパイクを履けないんですよね。

さらに両方深掘りすると、交代は何回でもありという素晴らしい魅力があります。

これがサッカーと違う点です。

唯一フットサルで残念だなって思うのが、バックパス禁止ということ。

さらにサッカーとフットサル共通して言えるのが、初めて見た人はルールの理解に戸惑うかと思います。

例えばオフサイド。初めて見に来た人はオフサイドの意味がわからない場合があるかと思います。

あとは広すぎるから、スタジアムに行っても、端の方でプレイしてる人が見えづらいです。

これらを解決するスポーツはないのかなって探した時に出たのがソサイチでした。

7人制でオフサイドなし、交代も何回でも良し、コートはサッカーの3分の1でフットサルの3倍の広さ、スパイクもあり。全部ちょうど良く、 これはおもしろいなと思いました。

ソサイチは、1試合平均、6点程入ると言われています。これはやってる側も見てる側もおもしろいなと思いました。

これがソサイチの魅力だと思います。

もう1つが選手としての魅力です。

ソサイチのリーグの公式戦が年間を通してあります。

開幕が1月で、シーズン終わりが12月です。なので、オフシーズンが実質、12月から1月の1ヶ月間ぐらいしかありません。

逆に言えば、ソサイチ選手は年間のいつボールを蹴っても仕上がっています。

さらに、公式戦は月に一度しかないので、スケジュールが組みやすいです。

なので、仕事との両立もしやすいし、練習もそれ以外の時間に入れられるので、みんなのスケジュールが合いやすいです。

あとは、日本一が目指しやすい競技だと思います。

目標を立てて、逆算しながら進むことで達成できる経験が積めます。

そして、僕は7月に世界大会に出場するんですが、日本一や世界一が目指せる競技でもあると思います。

いつまでも高みを目指せるのがソサイチ選手の魅力だと思います。

ソサイチ選手になって苦労したことはありますか

結果が出ない時期は苦労しました。

あとは、足や腰など怪我した時期はしんどいです。

エルアグア東京を立ち上げて、チームの代表者もやっているので、チームの管理を含め、出欠席の管理という面では苦労しています。

我の強い選手が多く、意見が活発に出ます。

時にはけんかになる事もありますし、戦術や選手のモチベーションの管理、選手の起用法なども大変です。

ーソサイチ界に入って驚いたことはありますか?

シンプルに、色々な人間がこの世にはいることを

知りました。

選手や連盟の方々や応援してくださる方々で一緒に競技を盛り上げていくところはいい驚きと発見でした。

まだまだ発展途上にいるので、協力しながら、拡散活動やSNS活動、様々なメディアや媒体に出て、なおかつプレーも良くしていきながら普及させていきたいです。

Jリーガーや、Fリーガー、海外プロ選手も流れてきたりしているので、そこも良い驚きとして今後のソサイチ の発展に活かしていきたいと考えています。

これからについて

ー今後のキャリアについて教えてください

エルアグアとしては日本一を取り続けること。

そして、7月下旬に行われる世界大会で優勝すること。

個人の目標としては、自分自身も有名になり、ソサイチも多くの方々に知っていただけたらと思います。

サッカーやフットサルを経験した方もそうだし、未経験の方も含め、みんなが熱く、楽しくボールをけれる文化を広めていきたいです。そのきっかけになれる人物になりたいです。

ー最後にアスリート、体育会学生にメッセージをお願い致します

今熱中していることを、頑張り続けてほしいです。

プロになる方もそうだし、頑張り続ける力がないと、セカンドキャリアやサードプレイスの場で活躍できるかというとできないと思います。

もう1つは感謝の心を絶対に忘れないでください。

頑張れているのは自分1人の力ではなく、いろんな人の支えがあって成り立っています。

その感謝を心に秘めているのは当たり前で、それを言葉や行動で示していくことを1回きりではなく、続けて表現し続けてください。

そうなれば、いろんな人から愛されて、

困った時に色々な人が助けてくれます。

感謝の心を忘れずに頑張ってください。

応援しています。 Vamos!!

ー本日はありがとうございました。

よく読まれている記事

体育学生の9割がきづけていない!?「就活」までの"3ステップ"

就活を控えている体育会学生に向けた記事です。就活やキャリア設計に失敗しないための学びを記事にしました。こんな学生にオススメです。

  • 大学3年生になり、就活を考え始めている
  • 就活始めたけど、何から取り組めばいいかわからない
  • 将来のやりたいことが見えない1〜2年生